「ビジュアルが素晴らしい」アンチグラビティ Ririenさんの映画レビュー(感想・評価)
ビジュアルが素晴らしい
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昏睡状態の人々が住む夢の世界
いろいろな人々の夢が、つぎはぎのように
繋がっているせいで重力が不安定(反重力)
事故で昏睡状態に陥った主人公はそこで目覚め
脳死した人々が創り出した怪物リーパーと
戦いながら、この世界で建築家としての
才能を開花させるが・・・
見たこともない建造物や世界観と
白やブルーを基調とした彩度低めの映像
悪夢のようなリーパーの造形など、
ビジュアルが素晴らしい
現実では恵まれていなくても
夢の世界では能力を持てたり
「何かの役に立つこと」が出来る
というのは、ある種の人々にとっては
魅力だろう
新興宗教も絡んでくるけれど教祖曰く、
宗教は理想(夢の世界で生きる事)を
実現させる為の手段に過ぎない
主人公はラストで宗教団体からの案内状を
机の引き出しにしまい鍵をかけて封印するが
またあの世界で能力を発揮したいと
思う時が来るのだろうか
夢の世界に「想像力」で
新たな世界を構築する
夢も現実も、脳の認識次第で立ち位置が
逆転するという
ここにも「アンチグラビティ」が
録画しながらTVでチラ見していた時は
風変わりなB級SFと思ったが
発想のユニークさと
プロジェクターの大画面で観て
映像の素晴らしさに圧倒された
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