「主人公が幼すぎる」アンチグラビティ Junさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公が幼すぎる
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まあ、ストーリーは成功した無限月読。だいたいこういうのは主人公が反射的に否定するけど、そこに逃げ込むしかない存在やそれを真から望む存在もあると思うし、むしろ設定次第では敵側に感情移入できる。まあ全員が全員そうなったら技術開発とか経済発展がとまりそう、という懸念はあるが、完全に物理法則が再現されてるなら仮想世界の中でも発展できるんじゃないか。
そういうSF作品もあるし、別に発展しなくてもいいんじゃないか。発展すること自体を善となす思想も理解できるが、それって基本的に現状維持を目指すと下降するという事実があるので危機感なんだろうけど、完全に閉じた世界で停滞ってのもいいんじゃないかね。
それはそれとして主人公への幼稚な天才という表現がぴったりすぎて序盤から最後までキャラ振れしないところがいい脚本だと思う。んでもってハッピーエンドと見せかけた含みを持たせるエンディング。次回作があるとは思えんが、末法思想のようなディストピアの典型
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