「市街戦のリアリティ」フォートレス・ダウン 要塞都市攻防戦 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
市街戦のリアリティ
映像ジャーナリストが、従軍しながら撮影した記録映画と言ってもいいくらい、リアリティがある。一般的なアクション映画みたいに雨あられと銃をぶっ放したりしない。打ち続けていると相手の的になってしまう。
銃弾が当たれば、死んでしまう。そんな戦場の非情な事実を再認識させられる。
トルコ政府も世界世論を気にしてか、空爆やミサイル攻撃はせず、あくまでもテロ組織として制圧したいようだ。
昔、サダムフセインが毒ガスでクルド人を虐殺したニュースを聞いた時は、クルド人はイラク国内の少数民族だと思っていた。その後、人口4千万人ともいわれる大きな民族であることを知り、正直驚いた。
クルド人の民族としての誇りを世界に発信するためにこの映画を制作したと思うが、少なくとも僕の心には響いた。独立国家を樹立するのは無理としてもバスク自治州のような独立性の高い自治政府を勝ちとって欲しい。
それはそうと、「同志」って訳はどうなの?自分の耳では名前にそんな敬称付けてなかったと思うけど。
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