S.W.A.T.(2017~) : 特集
今、この海外ドラマが面白い! 映画ファンも、見れば一発で“ハマる”
“これから参戦”でも遅くない! その魅力を徹底解説
大作映画並みの派手なアクションと人間ドラマが人気を博すドラマ「S.W.A.T.」の最新シーズンが、6月26日午後10時から海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」で独占日本初放送。本記事では、その魅力をさまざまな角度から紹介していく。
スタッフには世界的人気作「ワイルド・スピード」シリーズのクリエイターが名を連ねているだけに、その爽快感は折り紙付き。映画ファン(特にアクション映画ファン)は、見れば漏れなく「すっご……!」と驚くに違いない。
放送が始まるのはシーズン3。「……シーズン1から見る時間ないよ」と思った方、記事を閉じるのはまだ早い。物語はシンプルで力強く、何よりわかりやすい。しかも1話完結型なので、これから参戦しても十分に楽しめる!
百聞は一見にしかず、まずは映像をご覧いただこう。
スーパー!ドラマTVで放送「S.W.A.T.」を勧める理由は…
映画ファンなら絶対に刺さる6つの要素
① “特殊武装戦術部隊”の活躍を描くアクションドラマ!
主役となるのは、強盗、テロ、ギャングの抗争など、警察では対処しきれない凶悪犯罪に立ち向かう特殊武装戦術部隊“S.W.A.T.”。重火器や高度な作戦行動により、またたく間に凶悪犯を制圧していく……豪快だが洗練されたアクションの数々は、見ていて惚れ惚れするほど。
実はこの作品、1970年代に人気を博したドラマ「特別狙撃隊S.W.A.T.」のリブート。そして2003年には、サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファレル、ジェレミー・レナーらが共演した映画「S.W.A.T.」も製作された。
② 主演はスター俳優シェマー・ムーア 気合いの入り方が違う…!
チームを率いる主人公ホンドーに扮するのは、シェマー・ムーア。タフで思いやりがあり、筋肉も戦闘能力も統率力もずば抜けている(特に腹筋がものすごい)、どこから見ても“信頼できる男”を嫌味なく体現している。
ムーアといえば、やはりドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」が頭に浮かぶ。同作ではデレク・モーガン役をセクシーに演じスターの地位を確立。しかし人気絶頂のさなか、突如降板を発表し、世界中のファンに衝撃を与えた。
その直後に主演したのが、この「S.W.A.T.」だった。つまりムーアは、不動の人気キャラを投げ打ってまで本作に出演した、ということ。その熱意は尋常ではなく、S.W.A.T.隊員の証である鷲のタトゥーを腕に入れて撮影しているという。
③ 製作陣には「ワイルド・スピード」の面々!
エグゼクティブ・プロデューサーには、「ワイルド・スピード」シリーズや「ソニック・ザ・ムービー」「アイ・アム・レジェンド」など、数々の大作を手掛けてきたニール・H・モリッツ。
そして、シーズン1の第1話は同じく「ワイスピ」シリーズのジャスティン・リン監督が演出を務めている。となれば、その豪快なクオリティは容易に想像がつくだろう。
④ だから、アクションが“途方もないスケール”!
各エピソードで、ほぼ必ず途方もないスケールのアクションが展開される。統率された突入、緊迫の銃撃戦、臨場感あふれるカーチェイス、ヘリコプターによる上空からの支援、空高く炎が舞い上がる爆発……。
一体、1話にどれだけの費用をかけているのか? しかも毎シーズン、アクションの規模と予算がアップしており、「今度はどんなものを見せてくれるのか」と期待があふれて止まらない。
⑤ 人間ドラマもがっつり 「ワイスピ」「エクスペ」ばりのファミリー感!
アクションだけでなく、人間ドラマも芳醇だからこそ、いつまでも作品に没入していける。ホンドーとチームの面々は家族のように絆を育み、職務やプライベートの痛みと喜びまで共有している。
また、時に、胸を突くようなエモーショナルなセリフが飛び込んできて、不意に涙があふれるシーンも。「ワイルド・スピード」や、「エクスペンダブルズ」シリーズの“ファミリー感”を想像してもらえれば、わかりやすいかと思う。
⑥ 1話完結型だから、シーズンの途中からでも入りやすい!
どのエピソードから見ても、キャラ同士の関係性や背景がわかるように配慮されている。そして、迫真のアクションに注目しているだけでも、十分に楽しめる作りでもある。だから、例えばシーズンの途中から見ても“入っていく”ことができるのだ。
とにかく、今すぐ本編を見て! シーズン3が放送開始
見ればわかる、そのクオリティ 必見の第13話は日本が舞台に!
● 爆弾を積んだドローンが街を飛ぶ…どうやって防ぐ!? まずは1話を視聴
シーズン3第1話「空からの脅威」は、ドローンを使用したハイテク犯罪がテーマ。ある建物に突入すべく待機していたS.W.A.T.は、上空に不審なドローンを発見する。それはフラフラと飛んでいき、多くの人々が泳ぐビーチに舞い降りた直後、爆発する。
犠牲者は多数……ドローンはビーチだけでなく、街の様々な場所に出現しては爆発する。一体、誰の仕業なのか? 何が目的なのか? ホンドーらS.W.A.T.は、危険な街に繰り出し、総力を挙げて犯人に迫っていく。
このエピソードは、6月26日午後10時からスーパー!ドラマTVで放送される。同チャンネルに加入し、その魅力を目撃してほしい。
● 第13話「液体らしく」は東京で撮影! 小澤征悦、福島リラらが出演
シーズン3の大きな見どころは、なんと言っても第13話。ある犯罪者を引き渡すため日本へやってきたホンドーたちが、移送中にその犯罪者が脱走したことで、日本警察と連携し共同捜査を展開する。
ムーアをはじめジェイ・ハリントン(「デスパレートな妻たち」など)らキャストが多数来日し、東京都庁、増上寺、渋谷スクランブル交差点などで撮影を敢行。新宿のロボットレストランや御徒町の居酒屋でもロケは実施されており、ムーアらが日本の風景に溶け込み熱演するさまは見ものだ。
さらに、日本人キャストも出演。経営コンサルタントの肩書も持つ異色俳優・サニー齋藤(日本の刑事役)や、小澤征悦(ホンドーに情報を提供するサトウ役)、福島リラ(女子プロレスラー役)が、アメリカのスター俳優と対峙している。
これさえ知っておけば、シーズン3から見ても問題なし!
シーズン1&2をざっくりプレイバック!
● シーズン1
S.W.A.T.のチームメンバーとして日々、任務にあたっていたホンドー。ある事件で、リーダーのバックが一般人を誤射してしまい、辞職することに。新リーダーには、チーム古参のディーコン……ではなくホンドーが抜擢され、困難に直面しながらもチームを牽引していく。
そこへ、新米のストリートが加入。機転はきくが向こう見ずな性格のストリートは、度々トラブルを起こしていく。また、彼は両親との関係に問題を抱えており、シーズン1のラストでは“任務中にある嘘をついた”ことでS.W.A.T.をクビに。連帯していたチームに亀裂が走る。
● シーズン2
身勝手な行動からチームを離れたストリートだが、異動先の任務をこなしながらS.W.A.T.にも協力。徐々に信頼を取り戻し、晴れてチームに復帰することになる。
一方、ホンドーは友人リロイ(ギャングの元ボスでもある)の息子ダリルの後見人となる。ともに暮らし始め、父親のような自覚が芽生え始めていく。その後、自分自身の父親との関係性も見つめ直し、“家族”としての再出発の兆しが見えてくる。
また、ホンドーは自身の直属の上司であり、密かに恋人関係を続けていた警部ジェシカ・コルテスと破局。ジェシカはFBIへ異動することになり、シーズン3では彼女の後任となる“敏腕刑事”がやってくる。