バッド・エデュケーションのレビュー・感想・評価
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これは…こんなヒュー様は見たくない
デッドプールウルヴァリンをこの前観たので
ヒュー様のお顔を拝見したくこちらを視聴
メチャ期待大。
しかーし、複雑な心境
内容は面白かった
実話みたいだし。
全くこのヒュー様演じる主人公は
くず男に近い。
近いとしたのは、教育には情熱があったから。
それ以外はくず男(ごめんなさい)だと思う
そんな主人公をヒュー様が演じきったところを
観ているのが辛かった。
けたちがいな額
足が付くっていう言葉があるが、横領が発覚するシークエンスがよかった。
学校のカード。経理課長パムとその家族はそれを私的に使っている。
息子がホームセンターで建材を買う。買いまくる。ものを揃えるため、系列店舗を跨いで買いまくる。ホームセンターは大型顧客である彼に無料配送を申し出る。じゃあ、ここへ送ってください。ホームセンターは建材工場に直送を依頼する。直送先は建築現場。配送担当者に学校関係者の知り合いがいて、学校のカード明細に謎の住所が載る。──足が付く。
実話から翻案したこの物語は下級生の学校新聞記者レイチェルの“スカイウォーク建設”に関する些細な取材からはじまる。
スカイウォークとは棟をつなぐ渡り廊下。教育長、目下の最大事業。
そして、がんらい「埋め草記事に過ぎない」と謙遜したレイチェルに、そんなことじゃいかん、本物のジャーナリストは徒事でもストーリーにするぞ──とけしかけたのはタソーン教育長自身だった。
おそらくとても怜悧な子だったにちがいない。エピローグのテロップは以下の一文で締めくくられる。
『NYタイムズをはじめ、有名紙がこの事件を報じたが、さいしょに報じたのはロズリン高校の学校新聞だった』
また、テロップはこうも伝える。
『NY州の年金法によりタソーンには1年に17万3495ドルの年金が支払われる』
経理課長とふたりで12億円を横領したけれど法規上毎年年金2,000万円もらえちゃう。って話。
横領じゃないが無免許と当て逃げやったのに給与もらっていた都議いたけどスケールがちがう。
学校新聞の記者レイチェル役、Geraldine Viswanathan(ジェラルディンヴィスワナサン)がいい。
じぶんは観相できないが、いい顔。
しっかり眉でぱっちり目。豊頬。
私見ながら、上白石の姉系の顔を「いい顔」と判定する。
加えて値千金のタミル系顔。無限の配役チャンス。とても好ましい人だった。
VOD(AppleTV)にヴィスワナサン主演のHala(2019)がある。アメリカに暮らすムスリム少女が戒律と思春期の板挟みになる話。ヒジャブ姿もおすすめ。
ちなみにこれはU-NEXTの独占見放題枠だった。むかしコンビニ貧乏というものがあったが禍下でVOD貧乏が顕著化するんじゃなかろうか。
レイチェルと父親が心に残った。
Education という言葉には弱い。私は教員なので観たくなる。Bad ということは時々、Good の意味があるから、何かわからないなあと思ってみ始めた。
見終わった後薄気味悪くそれに恐怖感に襲われた。この二重人格の人、フランク。ここまでの横領を学校群の内部で気づかなかったなんて理解できない。レシートなし、それにファーストクラスで二人分の旅券を買って経理の目がごまかせるだろうか。どこかで目がつけられるはずだ。彼の数多くの功績にオーブラートを被して、見てみぬフリをしたのかもしれない。それに、本心は、ナルシストのようで、高級スーツやフェイスリフト整形や言葉選びの仮面を被っている。最後のシーンで、監獄の中でも、まだ、自分の栄光が忘れられず、幻覚をみているようだ。
学校のジャーナリズムの生徒、レイチェルが発覚したわけだが。私の学校の新聞は学校の息がかかっているからこういうのを記事にしたらいっぺんにもみ消されそうだ。レイチェルもそれを知っているから学校外に。
レイチェルは自分の父親が無実の罪を着せられ無職になった。彼女は父親に裏切り者の一味だったのかと確認する。父親は娘に、そうでなかったことを約束するよと。そして、自分が何も言わなかったから、結果がこうなってしまったと。自分の撒いた種だということをいう。何も言わないことに問題があるとレイチェルは納得する納得する😃力強い父親の言葉を信じるレイチェル。貧しくなっても父親とのいい関係を築いていて、ここで父のためにも自分のためにも学校のためにも税金を支払っている人のためにも倫理的に解決が必要だと知ったに違いない。自分の将来を棒に振ってもいいと思って正しいことをやる勇気が素晴らしい。
役にはまりきったジャックマン。
アメリカ史上最高額と言われる巨額横領事件の全貌を描いた実話。
ヒュー・ジャックマンやアリソン・ジャネイといった豪華キャストが、
誰からも慕われる教育関係者を演じるも、
その裏の顔は衝撃的なものだった。
無駄のない展開で構成も見事ですが、何といってもスター揃いの演技が光る作品。
ヒューのキャリアベストの演技
ヒューが私にとっての一番のヒーローになってからはや20年になりますが、特に2016年からは年一本ペースで日本の映画館でヒューの新作を鑑賞出来る機会に恵まれていたので今年は0本かなぁ・・と嘆いていたところインターネット映画として彼の新作が日本でも今年もしっかりと観れたことに先ず感謝です。
ストーリーは前作の「フロントランナー 」に続いて名士のスキャンダルによる転落(しかも両作とも実話)を描いたドラマですが、前作が政治スキャンダルの在り方(メディアの報道の仕方)に警鐘を鳴らすことが主目的だったので展開としては少しドライな描き方だったことに対し、今作はヒューのキャリアベストとも賞賛された素晴らしい演技も相まって、法律違反のスキャンダルでありながらもついつい感情移入をしてしまう(その意味では「プリズナーズ」と趣旨が似てるかも)ようなキャラクターの魅力に溢れた作品になっていました。
「チャッピー」もそうですが、悪いヒュー・ジャックマンを観るのはファンとしては複雑な心境です。
ただ、彼の素晴らしい演技や、飽きが来ない構成のストーリーを楽しめますので、観て損はしない映画だと思います。
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