「ヒューのキャリアベストの演技」バッド・エデュケーション ディビッドさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒューのキャリアベストの演技
ヒューが私にとっての一番のヒーローになってからはや20年になりますが、特に2016年からは年一本ペースで日本の映画館でヒューの新作を鑑賞出来る機会に恵まれていたので今年は0本かなぁ・・と嘆いていたところインターネット映画として彼の新作が日本でも今年もしっかりと観れたことに先ず感謝です。
ストーリーは前作の「フロントランナー 」に続いて名士のスキャンダルによる転落(しかも両作とも実話)を描いたドラマですが、前作が政治スキャンダルの在り方(メディアの報道の仕方)に警鐘を鳴らすことが主目的だったので展開としては少しドライな描き方だったことに対し、今作はヒューのキャリアベストとも賞賛された素晴らしい演技も相まって、法律違反のスキャンダルでありながらもついつい感情移入をしてしまう(その意味では「プリズナーズ」と趣旨が似てるかも)ようなキャラクターの魅力に溢れた作品になっていました。
「チャッピー」もそうですが、悪いヒュー・ジャックマンを観るのはファンとしては複雑な心境です。
ただ、彼の素晴らしい演技や、飽きが来ない構成のストーリーを楽しめますので、観て損はしない映画だと思います。
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