ウルフ・アワーのレビュー・感想・評価
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評価が分かれそうな作品ですね。
精神を病み、家から出られなくなった女性の苦しみを描く物語。
WOWOW公式レビューでは「心理サスペンス」となっていたのですが、サスペンスではないですね。
自らの小説で「家族を壊してしまった」との自責から、家に閉じこもってしまった女性作家。
酷暑の中、「極貧の喘ぎ」、「不気味なブザー音」、「性的欲求」、「友情と嫌悪」・・・幾人かの来訪者と、何本かの電話応対を行いながら、様々な感情に揺れ動く女性を映します。
ダウンな描写からいきなりラジオ音楽に合わせて踊り出すシーンや、ラスト近く電話をかけまくるシーン等、強く印象に残るシーンもあり、地味ですが好印象を持った映画です。
ただ、ラストの展開はやや雑な印象です。引きこもった彼女の殻を壊す象徴的なシーンだったのでしょうが、唐突感の方が強く感じたのが残念なところ。
サスペンスとして観始めた私としては戸惑いも大きく「高い評価」は付けにくくなりましたが、人間を描くドラマとしては一見の価値がある映画だったと思います。
嫌いじゃない(^-^)
物語に関係なくても、日常生活の風景が観られるのって好きなんです(笑) 朝起きてから出勤するまでの風景とか、帰って来てから寝るまでの風景とか♪ 他人の生活を垣間見るというか覗いているというか(笑) そういう場面が好きなので大半が部屋だけというのも悪くないです!
デリバリー
1977年治安が悪化するサウスブルックリンのアパートに独りで住む引き籠もり女性作家の話。
恐怖心に苛まれ部屋から出られず、仕事も手につかない主人公の苦悩を、友人とのやり取りや、マーケットの配達員等とのやり取りからみせていくけれど…。
その部屋に住み続ける理由もそれだけ?言うても賃貸だし、引っ越せば?と感じるし、思いの部分が薄く、出来事をみせるばかりに感じる為か、大して面白味がなく非常に長い。
もう少し面白く出来そうなものだけどねえ。
最後の流れも、それならもっと早く何とかなったんじゃないの?ぐらいに感じるし、ラストカットもいかにも意味有り気だけど、別に自身のことだろうとそうじゃなかろうとどうでも良いんじゃない?と感じてしまった。
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