「ラストだけサスペンス」ナイト・ウォッチャー よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストだけサスペンス
アスペルガー障害を患ったホテルマンが、殺人現場を盗撮してしまったことから起こる騒動を描く物語。
サスペンスというよりは、主人公の成長を描いた人間ドラマです。
主人公を演じたタイ・シェリダンの演技が素晴らしかった。絶えず視線を合わせず、どもりながらも必死に自分の言葉を口にする主人公。アスペルガー障害の難役をしっかりと演じ切りました。
ヒロイン役を演じたのアナも素晴らしかった。障害への理解と暖かく包み込むような優しさ。大きな瞳に魅了されました。
ラストの展開は秀逸で、驚きとカタルシスを感じさせるもの。ただ、その設定はかなり無理があるのも事実で、評価を爆上げするには躊躇いを感じます。
サスペンス好きとしてはやや中だるみも感じてしまい、私的評価は標準としました。
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