「青い家」ジュゼップ 戦場の画家 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
青い家
1939年2月にフランコ体制下のスペインから逃れてフランスにやって来たジュゼップと、難民収容所の新人憲兵の話。
年老いた憲兵だった祖父さんが当時を孫に語る体でみせていくけど、あらすじを読んでいなかったり、当時の情勢を知らないと序盤はわかり難いかも。
フランス人憲兵達の非人道的行いや、それに屈する難民達、彼等の息抜き、そしてジュゼップとセルジュの交流とレジスタンスの蜂起等々をみせていく。
淡々としつつも民族主義や力に対し鬱屈としたもの、その中でも垣間見える日常と希望と悲哀、当時の難民達の感情等とても面白かった。
どこまで事実か判らないし、ジュゼップという人物を知らなかったけれど、ヴァランタンの件が事実なら痺れるねぇ。
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