「難民として立ち位置」FLEE フリー toさんの映画レビュー(感想・評価)
難民として立ち位置
難民として一歩母国から
離れ時点で人間として扱われない
実情が痛々しいほど表現されている。
心安らぐ日々がいつ訪れるのか
わからず怯えながら希望だけを胸に秘め
生き続ける様が悲惨さを物語っている。
家族、兄弟が犠牲の上に自分が
生きていることに負い目を感じ
亡命に成功しても真実を話せず
心に蓋をしてしまう。
またゲイであること打ち明けることで
家族との絆が途絶えてしまうことを
恐れ、心に蓋をしてしまう。
自分の周りから人が離れてしまう
二つの意味で恐怖に怯える。
難民を知るうえでのいい教材映画である。
アニメだし子どもに見せやすいと思う。
コメントする