「貴重で高価な白トリュフ」白いトリュフの宿る森 詠み人知らずさんの映画レビュー(感想・評価)
貴重で高価な白トリュフ
米国からの帰国便(ANA)の機内で試聴
貴重な白トリュフを、イタリア・ピエモンテ州のアルバで、伝統的な方法に従い、夜間、それも、しばしば山肌で収穫する情景を、長い時間をかけて撮影したドキュメンタリー。収穫の主人公は犬と老人たち。
一番、印象的だったのは、トリュフの鑑定士が、白トリュフを削った目玉焼きを食するところ。そう言えば、一度だけ、どこかの国で、白トリュフを削ってかけたパスタを食べたことがあった。メートル・ドテルが、宝物でも運ぶように、小さな木箱に入った白トリュフをテーブルに持ってくる。箱を開けた途端、辺りに漂う何とも言えない芳香。それを削ってもらって、食べたパスタの美味しさって言ったらなかった。
そうだ!白トリュフは、スライスや、ましてやオイルではなく、生のかたまりを直接、食卓で削ってかけてもらい、その香りを楽しむものなのだ。
確かに、NHK-BSの深夜「ヨーロッパ食材旅行」か何かで、見かけたこともあったっけ。
また、あの白トリュフの芳香を楽しむ機会があれば、良いのだけれど。
コメントする