「感動というより結局バカにつける薬はないなという感想」アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台 Oliverさんの映画レビュー(感想・評価)
感動というより結局バカにつける薬はないなという感想
DVDにも絶賛の表記と、レビューにも感動したという評価がちらほらとあるが個人的な感想は
“結局刑務所に行くような奴らは救いようがないな…。“でした。
主人公が受刑者たちを更生できると信じて演技を教え、いろんな人を説得して刑務所の外での公演を可能にしたにもかかわらず、
夢の舞台でもあるオデオン座の最終公演直前にたくさんのお客さんを残して、自由になりたいからという自己中な理由で何と全員逃亡すると言う始末。
お客さんはみんなお金と時間費やして来てるのに、、主催側も払い戻すのに苦労しただろう。
刑期もあと少しと言われてたのに大人しく最後やり遂げればよかったものを。
もし捕まったら、恩を仇で返した事で信用も失うどころか刑もさらに重くなる事も想像できないなんて、、まずそんな普通の事が考えられたらそもそも犯罪を犯さないか。
途中のシーンでは、
劇中真面目に演じないわ、バスの中でテンション上がって飲み物も撒き散らすわ、
その後全裸(フル◯んの描写があります。女性の方は要注意。)で外で騒いで懲罰されるわ、
全身検査が嫌だと不満たらすわ(←お前たちは受刑者だから当たり前だろうが)、
主人公や周りの関係者の努力も考えず身勝手な行動の連続で、普通の人からすると、(なんだこのバカな中学生みたいな奴らは…?)と思わずにはいられない。
最後は無事に公演を終えて受刑者といえども良心がまだ残ってるのならば少しでも人間的に更生されていくのを期待してしまったが、やはり受刑者の頭は救いようがないなぁと思ってしまった。
そもそも被害者の立場からしたら、加害者が劇をして拍手されていくら周りから賞賛されようとも、いい加減にしろとしか思わないかもしれぬ。
実話であり一連の出来事がまるで劇そのものであるかのように過大評価されているが、こんなの芸術でもなんでもない。
囚人たちが最後、“逃げる“という決断をした事はなんか腑に落ちないし後味が悪かった。
よくあのタイミングで裏切れたものだ。さすが犯罪を犯すだけはある。