「お父さんの失恋」旅立つ息子へ パプリカさんの映画レビュー(感想・評価)
お父さんの失恋
自閉症の息子ウリと父親アハロン、あうんの呼吸で生活する2人の絆は深く、まるで恋人の様な距離感が印象的。
カラッとした青空の下、チャップリンの映像と音楽と共にのんびりと穏やかに過ごす、とても良いシーンだ。同時に他者を寄せ付けない雰囲気を醸し出している。
施設に入る話から展開して、世捨て人のアハロンの過去が描かれはじめると、息子に全てを捧げる良い父親の印象は変わって行く。
アハロンの失恋の様で切なかったが、お互いに自立する為の希望のあるさわやかなラスト。
ここで、共依存だったんだなとあらためて感じた。
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