「続編もお気に入り!」新感染半島 ファイナル・ステージ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
続編もお気に入り!
ハリウッド標準の韓国エンタメ・ゾンビ・アクション
2021年(韓国)前作と同じヨン・サンホ監督。
4年前の前作「新感染ファイナル・エクスプレス』は新幹線の中のゾンビ・パニック映画でした。
言わば密室ゾンビ映画です。
本作品は『新感染半島ファイナル・ステージ』
半島とはゾンビの蔓延して崩壊した韓国を指すので、韓国を脱出するゾンビ映画と言えますね。
筋運びも、主役もVFXもハリウッド・アクションと対等に戦えると思います。
まず主役のカン・ドンウォン。
高身長の超イケメン。涙ぐむ感情表現豊かで、救えなかった家族を悔やむ元軍人。
4年前に香港に脱出していますが、抜け殻状態。
ある仕事を請け負います。
大金を積んだドラックを半島から回収して、半島を脱出すること。
半島に着くと、民兵集団631部隊が立ちはだかります。
まあまあ悪人面した連中で、捕虜にした人間を巨大な体育館で、ゾンビを放してと戦わせるなど、人間牧場だ!
義兄を助けたいジョンソク(カン・ドンウォン)は、ひとりダイハード状態!!
発煙筒に機関銃、強い・・・だけどひとりだ。
危機を救ってくれるのが、ミンジョン母娘。
母親のイ・ジョンヒョンと娘役のイ・レ(娘のジュニ)
映画は暗闇に棲息するゾンビとの戦いなので、画面は暗いのですが、これが美しいんですね。見飽きない景観と崩壊した韓国が見応えある。
ゾンビに人格が無いのが今回の弱点でもありますが、殺しても殺しても湧いて来る
巨万のゾンビを蹴散らして運転するイ・レ(ジュニ)
カーアクション・・・(イ・レちゃんのドライブ・テクニックこそが見所でした(笑))
悪役の悪だくみ、裏切り、復讐とてんこ盛りのストーリーが面白くて目が離せません。
最後の最後に母親イ・ジョンヒョンの親心に泣かされますよ。
細腕なのに勇敢に戦い最高にカッコ良かった!
カン・ドンウォンの流暢な英語や醤油顔の泣き顔、そして伸びやかなプロポーション。
ハリウッドスター並みの美しさを堪能しました。
欲を言えば悲恋要素が絡めば、より高評価だったでしょうね!