「前作と同じ世界線の別モノ、人vs人feat.ゾンビ」新感染半島 ファイナル・ステージ たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
前作と同じ世界線の別モノ、人vs人feat.ゾンビ
良くも悪くもCG祭りでなんだかなー…。ハリウッドに劣らないクオリティになると博打を賭けたんだろうけど、やはり1作目の壁は高かった。
いわゆる『新感染』のアフターストーリー的な、4年後を舞台にしている本作。もはや半島は住処ではなくなった中、金儲けの山と化した韓国が舞台。世界的に見ても機能しておらず、人道支援も表向きだけ。凄くアンテナは鋭くてスケールの引き立て方も上手い。故に序盤はかなりスリリング。
しかし、多くの人が言うように、CGの使い方にリアリティがない。これではゲームセンターのBOX型アトラクションをしているのと同じな気がしてくる。演者以外CGな感じが見え見えで物足りなく、ゲンナリ。それでもストーリーの濃度はなかなかあるので、疾走感に乗れれば観れなくもない。人間vs人間を落とし込んだり、ゾンビを使った娯楽が始まったり。人間も集えばそこで文化を共栄し始めるのも納得だ。だからこそ、もっとディティールにはこだわってほしかった所。
純粋なゾンビアクションとしての質は低くないと思う。ただ、やはり見せ方ひとつで作品の印象がかなり変わってしまうので、そこは工夫が欲しかった。ところであのドラテクは…どこから?笑
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