アナザーラウンドのレビュー・感想・評価
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ダンスで三割増し
飲酒をそこまで意識したことがなかったので、
なかなか興味深かったです。
でもねぇ…
人生いろいろあるけどねぇ…
アルコールに頼っちゃったらねぇ…
ということで、
なんだか憎めない、このオジサンたちを
「ありゃまぁ」って思いながら、見守っている気分でした。
奥さんたちに感情移入しちゃったかな。
とりあえず、
マッツ・ミケルセンのラストのダンスに
見惚れてしまったということで、それだけで、
三割増しぐらいの高得点です。
しかし、お酒はほどほどに。
♪涙には 幾つもの 思い出がある
鑑賞中、何故か吉幾三の「酒よ」が頭の中をリフレイン。予告編や作品冒頭見てるとへべれけハッピー物語と思いきや、まさかの切ない切ない人間讃歌。
お酒って好きですよ。仲良しと呑んでバカ話してるの楽しいし。メチャクチャしたいときも、やなこと忘れたいときも酒達は良い仕事してくれます。
マジな話、お酒ちょっと入ってると饒舌なプレゼンできた記憶あります(笑)作品内の説には心当たりありますねー。
けど、お酒ってなんにも解決してくれないし、結構失敗の元になることもあるんです。さすがに飲まれちゃうと良いことありません。けど、生きてれば逃げたいこと沢山、なんとかしたいこと沢山。うまくいくなら、手を出してみたい!光明が見えたら更に追求したい!藁にもすがりたいんだもん。
それだけ、人間は弱いんですよね。
お酒を切り口に人生の悲哀を見事に描いている本作は見事でした。人間としての弱さ、人間関係の難しさ、愛情の切なさ。その物語に説得力をつける演者さんたちの見事な演技。マッツ・ミケルセンは見事でした。ほんとに吉幾三ですよ、酒よ、ですよ。
けど、やっぱお酒は笑顔が合います。人生も高らかに笑えるものでありたいですね、お酒の力を借りずに。
秀作です。
キャビアとウォッカ
あぁー酒飲みたい!
ってなる映画🎬
酔っ払いおじさん最高
劇中の音楽カッコいい
デンマークは16歳から飲めるのかぁ
凄いね
日本とは違うね
お酒に呑まれたい時もあるけどね
お酒はほどほどに
あのダンス最高💃✨
お酒買って帰ろ
アル中な彼らを徹底的に突き放して欲しかった
トマス・ヴィンターベア × マッツ・ミケルセン。
㊗️アカデミー賞国際長編映画賞。
4人の高校教師による「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論に対する実証実験。
所詮アルコール濃度を一定に保つなんて無理な話。濃度の上昇に反比例し落ちてゆく彼らを味わった。
出て行ったマッツの嫁さんがまた会いたいと連絡してきたのが意味不明だった。最後まで突き放して欲しかった。なので大きく減点。
ラストのマッツのダンスは👍
ファンにはたまらんだろう。
40代、仕事も家庭もひと段落する中で自分を見つめ直す
アルコールがテーマだが、仕事も家庭もマンネリ化してくる40代の悲哀を描いているように感じた。
マンネリ化した日常にスパイスを与えるためにお酒の力を借りて順調に人生が明るくなるが、やはりそんなに上手くはいかない。
自分はあまりお酒が飲めないし、お酒の味も苦手なので、正直 お酒でバカ騒ぎできるのがちょっと羨ましい。
でもお酒で失敗する面を見ると、飲めなくて良かったなと思うが、まぁ飲めた方が人生は豊かになるのかなと少し羨ましく思う。
伏線になるとは思わなかった小さな要素が、後半に驚くほど効果的に活きていく
アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞したデンマーク映画。
血中アルコール濃度を0.05%(ワイン1〜2杯)を常に保てば効率がよくなる論を実験する4人の教師の話。
お酒の良い/悪いどちらも描いてるのが良い。それだけに留まらず人生とは?まで飛躍する良作
飲み過ぎたらアカンってのは間違いないし、それも作中に語っている。それだけだったら興味深いテーマの映画だね。で終わってました。でもそれに加えて物語として一級品。
伏線になるとは思わなかった小さな要素が、後半に驚くほど効果的に活きていく。
これは見事でした。鳥肌とまらなかった。
最後のシーンは美しい、正しい、愚か……と簡単に結論ずけられる話ではない。
ただどうしようもなくこみ上げるモノがありました。
映像、音楽、役者、カメラワーク、ここまで辿ってきた脚本。”良い映画”の真髄をこのラストシーンに見た。
酒飲みの話だけどハングオーバーみたいにアホっぽくはなく。むしろずっとシリアス。
でもユーモアはしっかりあるのです。結構なお客さんが笑ってるシーンもあった。
いろいろな部分で良作。
ただスマホでのやりとり部分がなんか浮いてる気がして。そこだけ歯がゆい感じはしました。
音楽の使い方も効果的。
ただ単にBGMとして流れるのでなく、物語のアイテムとして音楽が重要な位置にある。
ファンクがめっさかっこええ!
ほろ酔いから始まる人生讃歌
渋いイケオジがずっと酔っ払っているお話。いい歳してめちゃくちゃ楽しそうにお酒を飲んでバカなことをしてるオジサン友達たちの姿を見るだけで、なんだか幸せでお酒を飲みたくなってくる。
ちょっとくらい酔っ払ってた方が人生上手くいくんじゃね?という思い付きから始まる物語は、お酒の力を借りたことで好転していくこともあれば、哀しい結末を迎えてしまうこともあり。
ほろ苦くて切なくて、でも希 人生への喜びや希望を感じるラストシーンが素敵でした。
ワクワクがない退屈作
確かに若い時の夢を実現できず、夫婦仲もしっくり行かない中年男の気分はよくわかり、物語の仕舞い方も支持はできる。でも飲酒によって変わったという授業も、さして感動するほどのものでもない。最後に主人公には光が差してくるが、これも予想通り。私には退屈な映画でした。
透明人間ね…
酔うことの目的? 意味?ってなんだろ
年齢によるのかな? 若い頃は明らかにハイになるのとイキってやる!のが目的だった。(俺はね)
46になった今はリラックスや現実逃避が目的かなと思ってたけど…
劇中のマッツ達を見てどこか羨ましかったな。どうすれば人生楽しめるか?うまくやれるか?をマジメに考察してたね…
途中心配通りに思いっきり踏み外すけど、その行いは正しく、美しかったよ。
トミーは残念だったけど、アニカとは向き合えたことがこの映画の真意だと受け取った。
今日の酒を楽しもう
なぜ映画?アホなアルコール依存、は見たくない!
アルコール依存を、揶揄した映画ですよね、
きっと。
ならば、この映画は、コメディにもなってないなぁー。
分かりきったてんまつ。
を、あえて見せただけ?
・・・・・・・
日本の男性、次期高齢者は
この映画を見たら、違うことに気づき
辛くなるんじゃないかな。
仕事人間の人生の端末が、
この映画だよね。
取り返しは、付かないんだよ!
すでに。
色々と辛いから
長く生きていると人生色々と行き詰まることがあって、お酒で痛みを紛らわすの、良く分かります。私もストレスが無くなったら、お酒の量が減りました。彼らの破滅的な酔い方は、体力や気力が落ちてくる男性の更年期も影響してそうです。若者のはしゃぎ方とは違い、中年の苦しい心の叫びが聞こえてきて、観ていて切なかった。
ラストの高揚感は、ちょっとフェリーニ的というか。人生も愛も刹那ですよ。シラフになるとその真理を考えちゃう。だから、人生について色々と考え込んで辛くなっても、お酒呑んでダンスして仲間と楽しんでそれでOK!それで良くない?そんなフェリーニ的な人生讃歌を感じました。
思ってたのと違ってだけど良かった!
予告編では酒飲みのコメディー映画の認識だったけど、良く出来たストーリー。
血中アルコール濃度がある程度になると仕事の効率が良くなる事を4人の高校の先生が検証して行く展開。
つまらない授業に親がクレームをつける中、先生がアルコールを飲むと授業が一変(笑)
観ている自分も面白い授業に釘付け(笑)
どの位アルコールを体内に入れれば良いのか?徐々にアルコール濃度を高めて行くのが面白い。
生徒の歌も上手になったり、チビッ子サッカーも強くなったり、アルコールの秘めた力はハンパなし(爆)
終始お酒を飲むシーンばかり。
ワイングラスやショットグラスがみんなお洒落。
作品で流れる音楽も自分好みでお洒落。
色々な人間ドラマも盛り沢山。
ラストの卒業式のシーンがとても良い。
その時のマーティンのダンスもかっこ良い!
マーティンを演じたマッツ・ミケルセンが格好良かったり、駄目オヤジだったり見応えがあった。
デンマークは16才からお酒が飲めるのって、どうなんだろ( ´∀`)
男たちの友情に乾杯!
実力派俳優のマッツ・ミケルセンが冴えない高校教師を演じてるのも面白かったし、教師仲間と真面目にアルコール摂取量と社会生活の関係を研究するために
制限付きで酒を飲み始めるのも興味深いテーマでした。現在コロナ禍で仲間と飲みながら会話するというのが難しい時期ですから、楽しく飲んでいる様子はとても羨ましく感じました。
毎晩自宅で一人飲みの自分にはとても魅力的な仲間たちとの友情物語で感動しました。笑えるシーンも多々ありますが後半は酒のせいでかなり深刻な状態にもなります。
しかしラストは感動的で人間愛に満ちた締めくくりで後味も良かったです。酒を飲める方や飲んでみたい方はぜひご覧ください。男たちの友情に乾杯!お勧めします。
飲みたくなった
登場人物たちが、あまりに美味しそうにお酒を飲むので、映画を観ながら飲みたくなった。
オレンジを使ったお酒のレシピとか、初めて知るものもあって興味深かった。
実験目的、、という名目上?で、お酒を愛し、溺れ、楽しみ、後悔、そして悲劇と
よく表現されていた。
現実逃避したくなるアイツらに共感
昔、直属の上司がアルコール依存だった。テンションがやたらと高いときがあったり、ぐったりしてるときがあったり、挙句の果てにはデスクに突っ伏して寝たりして…。治療のために長期入院したりして今も一応働いているけど、あのままだったら死んでただろうな。気が弱いくせに大きく見せようと虚勢を張る人だから余計にお酒に逃げたんだろう。
自分もお酒は好きなので、酔っているときの楽しさや高めのテンション、大きくなる気持ちはわかる。でも、本作のように、お酒の効果を仕事に活用するって発想はなかった。テンション上げる必要もない仕事だからだけど。
血中アルコール濃度を常に上げて、仕事への効率と意欲を引き出せるか?って実験はたしかに面白い。でも、個人的な経験もあって、たどり着く悲惨な結末も少し見えてしまう。
依存症って、肉体的な依存と精神的な依存があって、精神的なものが厄介なんだよな。依存したくなる環境、状況、精神状態が改善されないと何回でも繰り返してしまう。彼らは仕事に活かそうと実験を始めたのだが、お酒に逃げたくなる状況を抱え込んでいたからあんなことになったってことだ。そう考えるとかなりシビアなラストになると思っていた。実際はむしろ前向きな雰囲気さえ感じるラストだった。これって、酒に酔ってるような感じを演出してるだけなのかな。それとも、嫌なことや逃げ出したくなる現実があったとしても、人生はそれ自体が素晴らしいってことを伝えようとしていたのか。後者であってほしい。現実逃避する手段があったっていいじゃないか。気をつけなければいけないのは、飲みすぎないこと習慣化しないことだ。そうやって酒飲みは今日も理由付けや言い訳をしながら酒を飲むのだ。
辛いこともあるけど、人生を楽しもう
主人公が授業の中で、3人のうちどの政治家が良いかを生徒に選ばせる。
2人は大酒飲み、1人は飲まない。
生徒は皆、飲まない政治家を選ぶ。
大酒飲みは、ルーズベルトとチャーチル、飲まない方はヒトラーだと明かされる。
この映画が30年程後にリメイクされる時、この飲まない政治家はヒトラーではなく、「トランプ」になっているかもしれない。
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