アナザーラウンドのレビュー・感想・評価
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酒は飲んでも、呑まれちゃダメよ
お酒を飲むことで、力と気力がみなぎるかどうか」同僚と実証し合う。
最初はどれだけ、と決めていたのに。だんだん上限がなくなっていき。
その末路やいかに、という。
「ヘミングウェイは、夜8時以降と週末は飲まなかった」
「チャーチルは、“朝食前には飲まなかった」云々。
屁理屈三昧。でそれを真似する=仕事中に飲む・・・。
もう開いた口が塞がらない。むしろ「どうやらかす」か目が離せなかった。
WOWOW座・小山薫堂さん曰く「酔っ払ってくれる仲間がいたんだね」。
同僚との酒をめぐる友情みたいなものは、全編にありました。
私お酒は好きじゃない、飲めないわけじゃないんです。飲まないだけ。
ワープの中にいるような感覚のまま、食事の後片付けするのが嫌だし。
第一、空き缶・空き瓶誰が始末するんですかという←そこw。
「最近ちょっと家呑みしすぎちゃってるんだよねえ」な方。
この作品で学んでください。多分減らせられるかと。
#16 デンマーク映画は劇場で観たい
ただの個人的趣味と思うけど、本作は映画館で見逃してて、3月にはWOWOWで放送されるから、その前に絶対映画館で観たかったんですよ〜。
結果、多分テレビだったら観なかったかもしれないけど、やっぱデンマーク映画は独特で良いですね。
もちろん主演のマッツ・ミケルセンあっての日本公開だと思うけど、酒好きで酒の効能が語られているところは若干嬉しい。
でも飲み過ぎは絶対身体に良いわけないからこの落ち。
この落ちがデンマークっぽい。
映画館じゃないとこのこの感じ、味わえないでしょ。
ウチのテレビじゃ無理でしょ。
スケールとか音声とか関係なく、映画に集中できる映画館で観て欲しい作品。
お酒はほどほどに💃
素敵な4人組だった。
4人がお酒をのみ、話をして、踊って、子どものようにはしゃいでいる姿がなんだか素敵だった。
世界各国の"偉い人"が飲酒をしている様子・酔っ払っている描写がなんか笑えた。
実験をしている時、部屋で音楽をかけながらみんなで踊っている描写は見ている自分まで楽しくなってきたし、思わずお酒を飲みたくなった。
やはりお酒は飲みすぎると良くない、気を付けないと家族も友達も命も失うことになる可能性がある。(お酒自体はなんにも悪くない)
個人的に「世の中は期待通りにならない」「失敗したら、自分の不完全さを認めること」「小さなことが大きな違いを生む」「待つことに耐えられなかった」「誰が何と言おうと人生は最高」という言葉は響いた。
しょぼさの色香
タイトルなし(ネタバレ)
国民の意識の違いもあるのかなあ。
デンマークの国民性
アルコールによる良い面と悪い面、それぞれユーモアを交えながら描き、
主人公の心の葛藤も含めて
アルコールによる
人間の本質と
中年男は必見?
アナザーラウンドって、飲み屋で「もう一杯!」という意味らしく、今度海外旅行に行ったら使ってみよう。いつのことになるか知らんけれど…
うだつの上がらない高校教師が酒の力を借りて生徒の支持も得て上手くいきだすが、もっと酒の血中濃度を上げたらどうなる?
そりゃ上手く行かないよねて感じなんだけれど、マッツ・ミケルセンのダンスが素晴らしいハッピーエンドがよくて、人生色々あるけれど、前向きに生きていくって大切だよなと元気をもらいました。
最後に説明があって知ったのですが、デンマークでは16歳から飲酒が認められているそうで、劇中にも呑んだくれが多いというセリフがあったから、アル中も多そうだけれど、飲んだら乗るな、酒は飲んでものまれるなを守って、上手に付き合っていきたいものですね。あー、酒が飲みたくなってきたなぁ。
北欧の至宝に酔う
酒飲みの言い訳が万国共通だと言うことが良く分かる一作。
マッツ・ミケルセンが「全く華のない」中年男性を演じた本作。酒飲みの言い訳は洋の東西を問わず同じ、ということを実感させてくれます。
しがない中年教師達が、「血中アルコール濃度を0.05%に保つと仕事もプライベートもうまくいく」という(かなり都合の良い)論理にすがって、実験(単なる職場飲酒)してみよう、となるのだが…、というあらすじから大体想像が付くような展開に。
ジャンルとしては「コメディ」とのことで、確かに単なる飲酒を、まるで科学的検証であるかのように言い合っているところは笑えるんだけど、飲酒の歯止めのきかなさ、そしてそれによって崩壊していく人間関係…、といったところまで至ると、もはや笑っていられなくなります。とはいえ終盤までは、大きな起伏もなく、笑いといたたまれなさを織り交ぜた人間関係が丁寧に描かれていきます。
終盤、ある事件が物語に大きな波紋を作り出し、そこで描かれる人間模様は感動的な部分もあるんだけど、これまでの経緯を考えると、これを「いい話」にして良いのか…、と、この部分だけちょっとひっかかりました。
インテリアはもちろん、食事も「ザ・北欧風」で、をお伴に舌鼓を打つ様子を見ていると、作品のメッセージとはまるで逆に、一杯引っかけたくなります。論文執筆に使うワープロソフトも、黒バックに白文字のみ、というこちらもみごとなミニマリストデザイン。使ってみたい…。
お酒は適量を
ほろ苦く 爽やかな余韻
アナザーラウンド 原題「Druk」
どういう意味か分からない。映画の内容と合っているか分からないけど、あまり良いタイトルではない気がする。もっと 他に気の利いたタイトルは無かったのだろうか?
先日 人生初のデンマーク映画「わたしの叔父さん」を観てたが、偶然にもまた同じデンマーク映画を観る機会を得た。
先ず、感じたのは、
これぞ、外国映画を観るって こういう文化的?価値観を知る事だ!ということ。
高校教師4人が、ある論文の検証をしようとするのだが、多分日本人には到底考えられない(笑)行動だろう。
立場が立場だし、飲酒して授業するなんて!!
しかも、デンマークでは16歳から飲酒(買うことも)認められているとは‼️
でも、そんな彼等が、飲酒に拠って、一時的にでも…精神的に軽やかに明るくなって生徒達にとって魅力ある先生になって行く姿は 頼もしく楽しかった。
でも…そんなには上手く事は済まされないのだ。
失敗も…悲しみも…当然起きて来る。
でも…彼等は飲む事を辞めない!
デンマーク人は酔っ払いばかりと主人公の妻が言う 通りなんだろう。
この映画のテーマは なんだろう?よく分からないけど、ある意味カルチャーショック(笑)が 面白かった。
今年の米アカデミー賞の外国映画賞受賞作品。
日本人では考えられない内容だったし、日本の社会では、もしかして悪影響?を心配する(笑)方々がいて、広くは公開しにくいだろう。けど、知らない世界を観たような興味深い映画だった。
チャーミングで哀しく、でも…愛しき酔っ払い達よ!ほろ苦く、爽やかな香りがする、そんな映画だった…
デンマーク…もっと知りたくなった。
飲兵衛の生態
アルコールで仕事の能率を上げるという無謀な実験に挑んだ教師達が辿り着く景色がグッとくるデンマーク産トラジコメディ
高校で世界史を教えているマーティンは授業がつまらなすぎると受験が迫っている生徒達と保護者がクレームを受けてボコ凹み。マーティンと同じようなモヤモヤを抱えた3人の同僚はノルウェーの哲学者スコルドゥールが提唱している「血中のアルコール濃度を0.05%に保つと想像力が向上し仕事の能率が上がる」という説を自分達で実践することに。そうするとたちまち生徒達との関係も改善しどんどん仕事が楽しくなってくるが、当然ながらその実験は次第にエスカレートしていって・・・。
冒頭でさりげなく触れられている高校生までが手軽に飲酒できるデンマークのお国柄にまずはビックリしましたが、アルコールの摂取によってどんどんハメを外していく様は万国共通のもの、その目も当てられない悲惨さは自分も星の数ほど見てきた光景ですが、この映画のすごいところはたいていの酔っぱらい映画が描いてきた結末とは全く次元の異なるものを提示していること。アンデルセン作詞の『デンマークに生まれて』がグサッと胸に突き刺さる、これには下戸の私もグッときました。
オサケ好きには感じるものが必ずある
デンマーク愛
アカデミー賞の、授賞式でトマスビンターベア監督が話したスピーチがとても印象に残っており、公開されたら必ず観に行こうと決めていました。
公開期間にタイミングが合わなかったのですが、たまたま期間限定で上映されている映画館があったこともあり、無事スクリーンで見ることがでしました。
作品はドキュメンタリーのようなデンマークの日常を切り取った内容で、アクション系など刺激を求める方には物足りない所もあったのかなと思います。
しかし、平凡な教師を演じるマッツと、その教師仲間達の血中濃度を検証する実験は、見ているうちにどんどん惹き付けられるものがありました。
何気ない毎日の中で誰しもが抱える葛藤や悩み、その中で懸命に生きている人々。まさに人生とは、生きるとは?を考えさせられる作品でした。
リアルな日常を陰影効果を使いながら写し出している所や、登場人物の内面を表しているような音楽(ピアノ)の使い方が絶妙だと感じました。
そして、ラストのマッツのダンスにはこの作品に関わったすべての人とデンマークへの愛がとても感じられました。
母国を愛する力が一つの作品になり、明日への活力になる。当たり前だと思っていたことが制限され、新しい生活が求められる世の中だからこそ、何気ない日常へ目を向ける機会をもたらしてくれた、そんな映画だと実感しました。
ラストだけ最高だった(他はまあまあ面白い)
よく考えたらかなり笑えて、説得力のある映画だと思う。ザ・中年の危機といった感じの主人公が序盤で自己憐憫から涙を流すシーンが可笑しかったし、酔って顔面にケガして路上で寝て発見されるシーンも笑ってしまった。子どもでも飲酒するデンマーク社会を自嘲している印象も受けた。一方で、アルコール依存症の切実な描写もあり、ズドンと突き落とされたかと思うと、かっこ悪いけど大切な友達という存在に後押しされて、夫婦の危機を克服したり、若き心を解放してモダンジャズで踊り狂ったり…地味でしみったれた人間模様だけどなんとも普遍的な物語に思えた。
大人の男達の実験
体内の血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと仕事などの効率が良くなるという論文があると、友人の誕生日を祝う飲み会でその仲間内の一人が言い出し、仕事や家庭内でなかなかうまくいってなかった主人公が、活路を見出すためにそれに取り組むことを決意して物語は進んでいきました。
最初はなかなかいい結果が出ていたのですが、次第にアルコールの摂取量が増えていくと思わぬ方向に行ってしまい…
デンマークでは16歳からお酒が飲めるというのは知りませんでした。主人公の妻が劇中で言うように、デンマークの多くの人たちは呑兵衛が多いとのことで、客観的に見ている限りは適度に楽しむ分には楽しそうだなと思いました。
キルケゴールの言葉が引用されたりしてましたが、失敗した後にいかにそれに向き合って再び進んでいくのかがとても重要なんだなとこの映画を見ていて思いました。実験しつつ、失敗したらそれを振り返って学んで、新たに歩んでいく。
今までデンマークの映画はあまり見たことはありませんでしたが、国の慣習や文化、法律の制度の違いなど新しいことを学べてとても面白かったです。また、主人公の家の中や家の周囲の景色などが美しくて良いなぁと思いました。
デンマーク国歌って美しいんだね
ミケルセンがイケオジ過ぎます!
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