アナザーラウンドのレビュー・感想・評価
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大人向け飲酒あるある
デンマーク映画は初めてだったが、何となくドイツ寄りな感じで違和感なく観れた。
全体を通してすごく独特な雰囲気で、明るいのに暗く、暗いのに明るいって感じだ。
自分も飲酒派でかつ主役陣と同世代なので、良いも悪いも共感しっぱなしだった。
それにしても、血中アルコール濃度0.05%を維持するのがベストって、本当にユニークな思想。すごくわかる気がする。現実仕事で試すわけにはいかないが、ゴルフラウンドでは確かに効果があるときも(笑)
個人的には本作のオープニングとラストシーンでの大騒ぎは、解放感全開で最高です!ぜひ仲間に入りたい。
なかなか批評の別れそう
冴えない高校の教師がお酒を飲んで仕事をする事でどんな影響が出るのか?という実験を1人でしていた所、
それに賛同した友人達が「血中アルコール濃度0.05%までならいい影響を与えるのか?」という論文の作成の為に同じ実験をする事になる。
デンマークという土地柄なのか、お酒というものがこれほどまでに当たり前のようにみんなが飲んでいる。
高校生達もそれに伴ってか同じように飲酒をしていた。
ただ、家族とは上手くいかず、学校でも生徒達とコミュニケーションをとることも出来ず、悩んでいる。
お酒を飲む事が素晴らしいという事伝えたいわけではないと感じた。
自分が今やりたい事、好きな事、成し遂げたい事。
それをするなら今である。
お酒の力を使ってリラックスして、やってみたら好きなように生きられるかもよ!
ただ、お酒によって人生も狂ってしまう事もある。
人生には、丁度いいバランスがあるという事かなと感じました。
言わんとする事決めた?
バレないものなのか?
血中濃度
なぜか切ない。
酒パワー
過ぎたるは及ばざるがごとし
レンタル110 ジャケ借り
パッケージはコメディタッチだがあくまでも日本向けのようで
内容は笑える要素もありつつそこそこ真面目で社会派
起承転結がしっかりしていてオラの好み
オラも酒が入った方が調子が出るなんて昔思ったものだ
過ぎたるは及ばざるがごとし まぁそうなるよな…
デンマークの飲酒事情に思いを巡らす
和田秀樹はアルコールのCMを垂れ流す日本のTVに警鐘を鳴らしている
生きてくのがつらいとき…
教師とアルコール
何が言いたいのか分からない映画だった。
友人はなぜ死んだの?
死んでも尚、お酒を愛するのは何故?
生徒の緊張を酒で心を落ち着かせたとして、また同じ様に緊張した時、その子は酒に頼らないで次の試練を乗り越えられるの?
過度なお酒はやめましょう。
人生は一度きりなのです。
有意義に過ごしましょ!
酒についての雑感
5年前、初めてビールを飲んだ日のことを思い出す。新宿のベルクだったか、友達に美味いからといって黒ビールを飲まされた。俺は大学一年生だった。
すげえ苦かった。どうしてこんなものをゴクゴク美味そうに飲んでるのか、友達だけじゃない、その場にいるほとんどすべての大人が、なんなんだマジで、本気でやってんのかそれ、意味わかんねーよ。俺は2、3口つけただけの残りを友達に全部飲ませた。
雑なことはあんまり言いたくなかった。その苦みが大人の苦みなんだよとか、飲まねえとやってらんねえのよとか知ったような口をきいてジョッキを飲み干す奴は、ものごとの機微を知らない、知ろうともしない愚か者だと思った。だいいちお前さ、まだ19歳じゃん。
5年経った。どっかの飲み屋にいた。同期に生でいいか?と訊かれた。俺はいいよと答えた。運ばれてくる、生、人数分。ハイお疲れー!ガラスがぶつかり合う音。それから波が引いたような無言。各々がジョッキを呷る。俺も。
相変わらず苦い。
が、飲める。
味覚が変わったのか、単に慣れてしまったのか、理由はわからない。だがジョッキはものの数分で空になった。大人の味だなあ、とはもう誰も言わなかった。言わずともわかりきっている、といった雰囲気だった。
最近、ふと大雑把に何かを断罪しようとしている自分がいることに気付くことがある。俺だってもっと丁寧に世界を見通したい。昼過ぎの無人の電車に流れる光の川を、目的地が過ぎても眺めていた日々が懐かしい。
今俺は地下鉄に乗っている。光も景色もない、つまらない道のり。余裕がなくなってきている。目の前に迫ってきたものを右か左に振り分ける、それで精一杯。
なんだかなあ、という気持ちで日々をやり過ごしている。ビールを飲む。なんだかなあ、という味がする。美味しいと思ったことは依然としてない。なんだかなあ、というぼんやりとした共通感というか、連帯感というか、それが心地いいような気がするから、苦いビールを飲んでいる。
やがて体にアルコールが回る。自分が両端のない空間にいるような錯覚に陥る。これも心地いい。長い長い現実世界のトンネルを抜けて薄橙色の花畑に躍り出たような、思わずスーツのまま踊り出したくなるような夢の世界。俺はそこまで恍惚の境地に踏み入れたことはないけど、たぶんそうなんだろう。酔っ払いがフラフラしているのは、頭の中で空を飛んでいるからだと思う。
酔っ払いが暴れるニュースをよく見る。誤ってホームに落ちる、商談をフイにする、信用を失う。
バカじゃねーの。19歳の俺は言うと思う。別に今だって言う。でも俺はビールを飲むとき、アルコールを体内に入れるとき、その苦さに自分を重ねてしまった、酔いがもたらす混濁に自由のイメージを思い描いてしまった。
飲まねえとやってられねえ人は、それがお決まりの定型句だからそう言ってるんじゃなくて、本当に飲まないとやってられねえから飲んでいる。そういう場合もあるということが最近ようやくわかってきた。
いや、わかってきたのか?それとも歳を取るごとに深く考えるのが面倒になってきて、わかったことにしているのか?何もわからない。
酒について考えているとわけがわからなくなってくる。ジュースでいいじゃん、という小学生の素朴なツッコミに、俺はいまだ有効な反論を思いつくことができない。そのわからなさが酒の魅力なのさ、と詭弁を弄してみたくなる。
酒を映画にするというのは綿飴を水に浮かせようとするようなものだ。
この映画は酒を否定も肯定もしない。単なるオブジェクトとして配置するだけ。でもそれが元で人々は悲喜交々の転換を迎える。
実際、酒それ自体に難しいところは何にもないのかもしれない。我々がそこに過度な期待や恐怖を抱くせいで無意味に意味慎重さを帯びているだけなのだ。
俺は一切合切の記憶を失ってみたい。知恵も知識も失った白紙状態になったとき、そのとき酒はいったいどんな味がするんだろう。
タイトルなし(ネタバレ)
最後はトミーが言ってたように踊れた。
テーマは良かったし、予告に惹かれた。
しかし、メッセージがイマイチわからなかった。
残念。
デンマークという遠い国の映画。
北欧の人ならこの内容を気軽に理解できるのだろうか。
全体的に静かだが、普通に楽しめる
効能とリスク
What a lovely LIFE!
奇跡的に再上映で鑑賞できました!
最初は4人の教師が論文を書く前提で血中アルコール濃度0.05%を保持しようとしますが、徐々にお酒の量も増えていって教師として立場が危うくなる部分がおもしろかったです笑
お酒をちょっと飲んだほど良い状態から、飲み過ぎたりして他人に迷惑をかけたり、感情的になってしまう部分など、お酒あるあるを映画として描写されていて考えさせられました。
終盤では、悲しい終わり方になるのかなと思いましたが、最後の酔ったマッツダンスで優秀の美を飾っていて良かったです(*^^*)
(無理矢理ハッピーエンド感はありました笑)
これからの人生お酒はほどほどにしようと思いました笑
ミドルエイジクライシスを描きながら、お酒の「良さ」も魅せる
ささやかな幸せ、友達とのくだらない時間、そして中年の哀愁…のんびりと描かれるそれらに優しく浸れる作品。
マッツ・ミケルセン演じる主人公がプロ並みのダンス経験者、という言及が作中にあり、いつ踊るんだ…と期待を高められるもののなかなか踊らず、キッチリ最後の最後まで焦らされるあたりもよかった。
「踊りうる人間がどんな条件が揃えば踊り出すのか?」という話でもあって、なかなかに深いダンス映画の一種としても楽しめます。
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