「【恋愛は残酷だと思うこと、その②、残酷で美しい夏】」Summer of 85 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【恋愛は残酷だと思うこと、その②、残酷で美しい夏】
ダヴィッドが亡くなったことを除けば、ひと夏の恋なんて、こんなものじゃないかと思う。
ノン・バイナリーか否かな関わらず、夏の恋は残酷だったりするし、だからこそ、美しい記憶として残りがちなのだ。
ひと夏の恋なんだから、今、楽しければ良いだろうとか、夏が終わったら、自分のことはきっぱり忘れて、本来進むべき道に戻った方が良いとか、ダヴィッドが亡くなったことは、当然、悲しいことなのだが、夏の間だけ、瞬くように終わる恋なんて沢山あるだろう。
燃え上がる一瞬は、これが永遠に続くと信じたくなる。
しかし、やがて、幻想に過ぎないことに気がつくのだ。
夏の恋は残酷だ。
だからこそ、美しい記憶として残したくなるのだ。
そして、物語が付け加えられる。
墓の上で踊るのは、このメタファーだ。
夏が過ぎれば、また、新しい恋が始まる。
本当は、このサイクルが残酷なのだ。
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NOBUさんのコメント
2021年8月23日
今晩は
”Be Careful”です。真面目に怖いです・・。
<閑話休題。>
私は、大学生時代に高校時代の男の同級生から求愛された事があります。彼は私のアパートの部屋にも、良く泊まりに来ていたので油断していたのですが、ある日の早朝に髪を撫でる手と、首筋にかかる息に気付き、驚愕しました。そこで、応えたかと言うと、流石にそれはなくって、”私はストレートだなあ”と思った事はよく覚えています。手紙も良く貰いました。彼は、今でも独身です・・。
私が今作のような映画が好きなのは・・。(以下、自粛)