ライド・ライク・ア・ガールのレビュー・感想・評価
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【”狭い隙間”を家族の支えで抉じ開けた女性ジョッキーの姿に勇気を貰う。滅多に見れない競馬映画であり、鑑賞後の爽快感が心地よい作品。実話であることにも驚く作品でもある。】
■全く知らなかったが、実話だそうである。
<Caution ! 下記、一部作品内容に言及しています。>
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・ペイン家は子沢山。だが、母は早世し、ちびっ子は馬とレースが大好きなミシェルとダウン症のスティービー(ザック・ゴッサーゲン:”ピーナッツ・バター・ファルコン”以来だねえ・・)のみ。
-この、スティービーが要所要所で、”無垢な言葉”を語る所が素敵なのであるなあ。-
・年上の兄姉はジョッキーか、調教師。そして、全てを司っているのは父パディ。(サム・ニール:この人がいるから、映画が締まる。)
父はミシェルに番場の状態とレースの仕方を少しづつ教える。
・だが、ミシェルが初めて一位になったある日、姉のブリジットがレース中、落馬し落命してしまう。悲しみに暮れるペイン家。父パディの沈鬱な顔。
ージョッキーが、いかに危険な職業なのかを改めて知るし、この出来事の後の父のミシェルに対する接し方が微妙に変わるのである。-
・その日から、父パディはミシェルと距離を置くようになり・・。”父の思い”は後半のある事件の際に語られる・・。。
・男性ジョッキーの間で苦戦するミシェル。
ーえ、オーストラリアって男女混合なんですか!知らなかったなあ・・。-
・そして、ある日ミシェルは落馬し、頭蓋骨骨折と脳を痛める重傷を負い、リハビリ生活へ。
ー父パディは、妻、そして娘のブリジット落馬事故でを失い、これ以上大切な家族を失いたくなかったのだ・・。無口で余り自分の考えを素直に伝えない父の哀しみの姿をサム・ニールが背中で演じる・・。ー
■が、ここからG1にかけるミシェルの努力が始まる。肉体鍛錬だけではなく、男性社会への戦いでもある。そして・・。
<98分という短尺で、ペイン家のミシェルが夢を叶えるまでを描いているために、やや作品としては軽い感があるが、滅多に見れない競馬を題材にして、ジョッキーは女性である。
更に疾走感が凄い競馬シーンでのジョッキーたちの”言い合い”も臨場感溢れる映像で観れる貴重な作品。
鑑賞後は勿論、とても爽やかな気分になれますよ。>
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