「馬に乗る技術は凄いが、車はあちこちぶつけるミシェル」ライド・ライク・ア・ガール kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
馬に乗る技術は凄いが、車はあちこちぶつけるミシェル
クリックして本文を読む
『ザ・ピーナッツ・バター・ファルコン』のザック少年といい、『タロウのバカ』の愛子ちゃんといい、最近ダウン症の子をそのまま出演させる映画が多くなってきました。この映画ではミシェルの兄スティービーが本人役として見事な演技をしていました。何が一番良かったって、彼の存在が全て!
馬の気持ちまでもがスティービーに伝わってくるような馬プリンス・オブ・ペンザンス。ミシェルとしても彼が言うなら本物と感じたのでしょうか、最終的にはその馬で栄光を勝ち取ります。スティービーの素晴らしさは、父パディとの確執にも表れ、姉の結婚式スピーチで調教師に弟子入りしたことを褒めたたえたりしています。
女性騎手蔑視といったメッセージやサクセス・ストーリーの実話とはいえ、微笑ましいエピソードが満載。ミシェルのスペルは・・・といったところで、思わず『コンフィデンスマンJPプリンセス編』と被ったりしますが、フランス人の有名女性騎手もミカエル・ミシェルという名です。こうなってくると、ミシェルと名づけられたら騎手になるしかない!
姉ブリジットの死やミシェル自身の落馬での大怪我。リハビリシーンもあっさり気味だったし、その後の戦績も唐突すぎなどと、もうちょっと日本人の大好きなスポコン的なものを丁寧に描いてほしかったなぁ。また、減量のために車を運転するというのもどうかと・・・実話かもしれんが・・・
コメントする