劇場公開日 2020年7月17日

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「born to ride」ライド・ライク・ア・ガール h.h.atsuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0born to ride

2020年7月18日
iPhoneアプリから投稿

環境はその人の人生に大きく影響を与える。
Michelle Payneが競走馬牧場の家庭に生まれなければ、騎手になることはなかったかかもしれない。しかし、その後の活躍は家族のあたたかいサポートのもとで彼女自身が自らの手で必死に掴み取ってきたもの。

男尊女卑の古い慣習の世界で生き残っていくために、短い映画の時間では描ききれないほどのたくさんの辛苦を味わってきたと思う。
それよりも騎手であることの喜びや、家族にも喜んで欲しいとの想いがなによりも強かったのだろう。

圧巻は落馬の大事故から、すぐにカムバックに向けた彼女の強い意志と姿勢。Prince of Penzanceの出会いも、彼女の強い想いが引き寄せたものと思いたい。
レースでの迫力ある駆け引きやスピード感は、カーチェイスに劣らない必見の迫力。

atsushi