劇場公開日 2021年8月27日

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「ラストシーンがなぜああなのかを知らないと厳しい」劇場版 アーヤと魔女 Ko Fuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ラストシーンがなぜああなのかを知らないと厳しい

2021年9月2日
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ネタバレなしで書きます。
初視聴はNHKでした。そのときは私も他のレビュー同様にラストシーンで「?」だったのですが、理由を知ってなるほどなぁとなりました。同時に、いままでのジブリならまずやらないだろうなとも思い、挑戦作だと感じました。
というのも、原作の内容があそこで終わっているのが理由だからで、中途半端も何も、あれから先の内容が存在していない。原作者が亡くなられたのが執筆の途中だったからです。
いままでのジブリなら、半端に終わっている作品であっても、というか原作があっても宮崎駿が脚色をしまくって完成品にするのですが、今作はそれをほとんどしていません。どういった経緯があったのかは鈴木プロデューサーしか分からないことでしょうが、今作は原作になぞらえる形で作ったようです。
なので、ラストシーンはある意味でこの作品の正当な最後とも言えるわけです。宮崎駿が監督をしていた場合は全く違った物になったのでしょうが、初のCG作品ということを踏まえると、何もかもが初挑戦の作品だったのだろうなと思います。

Ko Fu