「何回みても面白い!」本気のしるし 劇場版 星月夜さんの映画レビュー(感想・評価)
何回みても面白い!
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連ドラでハマって毎週3回ずつみちゃった「本気のしるし」
何が面白いのか?というと予想がつかない展開にモヤモヤわくわくしました。
そして、はるばる池袋へ行き、4時間もある劇場版を鑑賞。
辻くんと浮世さんという2人が堪らなくダメな人なんだけど、何故か?目が離せない。
割とキチンと生きてきたタイプの人には理解し難い人物たち。
特に森崎ウィンさんは、レディプレやら遠雷やらで爽やか好青年を演じていたから本作の来るものは拒まない優柔不断な辻くんとのギャップが激しかった。
それと土村芳さん演じる浮世さん。普通ではない得体の知れなさといったら天下一品。
通算30回くらい言う〝すみません…〟でイライラした。
細川先輩や脇田さんやみっちゃんや旦那さんや…キャラ濃くて最高だった。
みんな2人に振り回されたけどね。
不思議といい人に見えた(?)
深田作品はサウンドデザインが素晴らしい。
カブトムシのオモチャの音、花火の音、水槽のブクブクの音などなど…辻くんの心情を補完してるように思える。
警報音で出会い、警報音で迎えるラストシーンは2人の行く末の波乱万丈さを暗示してるのかもしれない。
予想不能の浮世に惹かれた結果…全てを奪われ、けちょんけちょんに弱って地に落ちた辻くん。
それとは反対に、しっかり自立して面倒みるよ的な浮世。
ラスト、顔が映らない浮世が辻くんを抱きしめて言う〝愛してる〟に背筋が凍った。
辻くん、早く逃げて〜!
何回みても面白い!
東京国際映画祭で、また観ちゃおう。
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