本気のしるし 劇場版のレビュー・感想・評価
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緊張感とぎれず4時間見させてしまう映像と役者の力を堪能、漫画原作の理想の映像化
原作漫画のファンで、深田晃司監督の作品は本作が初見。上映時間にひるみながら見にいきましたが、見はじめたら4時間あっという間でした。BGMがほとんどなく、巧みにコントールされた環境音だけで緊張感をとぎらせずに見せてしまうのがすごいです。
放っておけない危うい魅力をもつヒロインの浮世と、そんな彼女に惹かれていく主人公・辻の関係が逆転していく流れを描くのに、2時間では難しかったと思います。この時間だからこそ描けた物語だったと感じました。漫画原作ならではのキャラクター像とリアルな感じの配分も絶妙でした。
原作の白眉といえるヒロインとストーリーテリングの魅力はそのままに、映像ならではの良いアレンジも随所にあって原作ファン、未読の方どちらも楽しめるはず。原作で好きだった「いけない、お店の時のクセが…」の場面がなかったのが個人的にちょっと残念でしたが、映画の終わり方も綺麗で1本筋の通ったものでした。
後半の展開はもはや深田監督のオリジナル作品
TVシリーズ版の放送時は、自動録画設定がいつの間にか解除されていて全話を観ることが叶わなかったのだが、ほぼ同じ尺の再編集された劇場版で、その全貌をようやく観ることができた。あまりにも面白く、4時間の長丁場もアッという間に過ぎてしまい、原作マンガも買ってしまった。
原作との比較でいうと、終盤に近づくまでは、今回の映像化はかなり原作に忠実に進む。ところが主人公が浮世に逆転した辺りから、もはや深田監督のオリジナル作品と言っていいほど、独自の展開が進んでいく。
印象としては、原作では男女が性で結びつくことに重きが置かれているが、劇場版ではむしろ、性の結びつきよりも、一個の人間として自立していくことで、相手を求める気持ちを純化させていく。セックスに心の結びつきを重ね合わせないのはなんとも深田監督らしい気がする。
そしてある意味で乱暴とも言える大団円が果たしてハッピーエンドなのか、次なる波乱の幕開けなのか、ふたりの関係が始まったの同じように踏切の警告音が響く中で終わる。深田監督史上最もロマンチックであり、そのロマンチックさに騙されてはいけないと丁寧に忠告されているような、引き裂かれた後味も深田監督らしい気がする。
キャストがハマった
何がなんだか良く分からないモヤモヤを抱えながら、先が気になって数時間。うわーやっぱコイツ最悪だと思いながら、結末を見届け無いと気が済まなくなり更に数時間。
結局はこの長い映画を見て飽きることなく鑑賞してしまった。印象としての選択肢がどれにも当て嵌まらないが、魅力的作品であることを認めてざるを得ない😅
あまり面白くなさそうな子供のおもちゃが表すものとは
ヒロインの浮世と出会った時から、普通の人役と聞いていた辻がちょっとあり得ない行動をするのだが、それ以降辻に何が起きてもあまり驚くことはなかった。あれは男性的には「あり」なのか?
浮世は初めから心配でハラハラした。それがつまり「放っておけない」「危うい」ということになるんだと思う。
おかしな二人の行方を見守る訳だが、連載され時間をかけて進んでいく漫画やドラマを一気に見る映画にしても違和感を感じないくらいの長さで満足だった。二人は変わってないけど変化がある。
石橋ケイが最後の理性の砦
「すみません、私が悪いんです」
この言葉を何回聞かされたか。
ほんとうに悪いと思っているのか。
悪気がないのがこてほどまでに重宝がられるのか。
そんな彼女にみんな振り回される。が、彼女はなぜか肯定される。
お金を借りまくり、他人を陥れているのに。
善人ずらしているが、結果的には悪人?
それなのに、それなのに、なぜ? イライラ爆発。
ずっとイライラして、そんな彼女にハマっていく男はありえないと思いながら、最後まで鑑賞貫徹。
魔性の女と言ってしまえば簡単だが、それもなんかもやもや。
そんな女性を演じた土村芳が当然注目されるが、私はむしろ唯一の理性という感じの石橋けいが推し。
周囲が異常の中の最後の理性と思える。
普通であることが、これほどまでに素晴らしいことかとしみじみと感じさせてくれる。
ずーっとイライラ。何、この人w
劇中に「疫病神」という言葉が出てきますが、
まさにそんな感じの女性と、
これもまたどうしようもない「クズ男」とのドラマですね。
周囲のいろんな人を巻き込みダメにしていくこの女性の行動が
ひどすぎて、クズ男のクズっぷりがかすんでしまってる。
でも、いるんですよね、こういう人。ここまでひどい人とは
なかなかお目にかかれないだろうけど。
正直、ずっとイライラしながら見てましたw
原作やドラマ版を知っていたら、印象は変わるのかもしれないけど、
この長さで、この女性のグダグタが延々と続く展開。
正直、疲れました。
解説にはサスペンスと書かれてますが、どこがサスペンス?
原作やドラマ版は違うのかな?
いずれにしろ、個性的な映画ですね。登場人物の好き嫌いで
評価がわかれるんじゃないかな?
見応えアリアリ
原作もドラマも見てなかったけど
主演のふたりが見たくて
なんと、4時間の作品☆彡
ビックリ‼️
あっという間に休憩。
そして、後半も、益々引き込まれて
最後のシーン泣けました。。。。
私が、二人を見守る母親の気分でした。
石橋さんは、どう見ても森崎君のお母さんにしか見えなくて。。。
浮世さんは、自分に素直に生きてるだけ。
何も、戦略も下心もないところが聖女的で素敵でした
広げた風呂敷をいつも畳めない深田晃司。
中盤迄はホラーの確かな微量含有の不気味と不穏で楽しませ、この風呂敷をどう畳むか?と期待させるも、終盤はメロに寄って畳めず幕。
深田晃司は過去作とも、尻切れトンボは良しとしても、そこ迄のキャラ描写と物語が不足、脚本の詰めが甘いのでは。
舌足らずと余韻は違う。
長かった。 前半は男目線で女のリアリティないし古いと思ったけど、後...
長かった。
前半は男目線で女のリアリティないし古いと思ったけど、後半ひっくり返るのがよかった。
ダメンズカップル、境界例、病気、相手のダメさを愛するヒステリーとか、ディスれる要素もあるけど、微妙にお金も介在し、虚実が入り乱れ、純愛もあり、なかなかよかった。周りの人たちの描き方も。
あっという間の232分!
あっという間の232分!不器用な二人の危うくもどこか理解も出来るような関係にぐいぐい引っ張られていきました。キャスティングもとても良かったです。もともとは漫画が原作のテレビドラマなんですね。機会があったら漫画もテレビドラマも見てみたいです。
やっと観れた、観られて良かった、幸せ
見逃してた作品。イメージフォーラムさんありがとうございます。上映していただいて。
ドラマ観てないし原作も読んでない、完全に初見で鑑賞です。
いやぁ、昨年観てたら邦画ベストだったなぁ。
あのー、・・・泣きました。泣いちゃった。休憩挟んで後半、展開が変わってからラスト、奇跡を願いました。心から願ってました。なんだよー、これ、なんなんだよー。もーーー。
完全なる恋愛映画じゃん!本当の気持ちを、不器用にもがきながら見つけていく話じゃん!
参ったなー。甘かったなー。こんなに気持ちがかき乱されるとは。4時間あっという間。けど途切れない緊張感と変わっていく登場人物への想い。なんなんだよーーー、すげーじゃんよー。
最初っからずーっとムカムカが止まらないんです。辻さんにも、浮世さんにも。イライラするんです。比率でいうと浮世さん向けのイライラが多いんですが(笑)
辻さんのクズっぷりもいいです。とっても。最初っからクズとイライラ娘全開です。
それが・・・それがですよ。
変わっていくんです、僕の気持ちが。
作品内で登場人物が徐々に「本当の気持ち」「本気」に近づいていくたびに、自分の気持ちに素直に従い、その結果から逃げないようになるたびに・・・・。
あんなに嫌いだったのに・・・お前たちは地獄に落ちてしまえ!って思ってたのに、最後は祈ったのです、奇跡を。
もーーー困ります。こんなすごいの作られちゃったら。
原作の星里先生すごい、脚本すごい、監督すごい、演者すごい!すごいっすーーー。
お話はどこまで原作に忠実なのか?はさっぱりわかりませんが、きっと演出的な部分は映画の脚本なんでしょうね。。
自分が取った行動やセリフがブーメランのように、その時の相手から自分に返ってきたり、その逆があったり。これがすごく良いです。双方の気持ちの温度の違いが明確にわかります。また、男女が追いかける方と追いかけられる側が入れ替わるシーン演出あたりも秀逸です。
お互いが同時に歩み寄る恋愛なんかないです。おそらく。自分の気持ちに気づくかどうか?も危く、お互いが同時に自分の本当の気持ちに気づくなんてないと思います。
追いかけ、追いかけられて、心がぐしゃぐしゃになりながら進むんですよね。信じたり、信じられなくなったり、狂おしいほど求めたり、2度と会いたくなくなったり。
本気だからそうなっちゃうんですよね。あぁ辛い。で、ラストシーンが良いです。最終的な答えを出し切ってないところが。余韻がまた美味しいです、最高。
僕はドラマ版を観たことがありません。けど、演出面を考えると今回の劇場版で一気見の方が良いと思います。演出面、ストーリーでの伏線回収がかなり効いています。良く練っているんじゃないかなぁ?
演者さん素晴らしかったです。森崎さん、土村さん、見事でした。
特に土村さん、素晴らしい。私、不覚にも映画見ながら土村さん演じる浮世にオチました(笑)
あんな女性いたら、一発でやられますよ。。間違いなく。ファミレスでのビール&笑顔でもっていかれました。そんな女性を演じるって凄くないですか?
それと本作のキーマンが北村さん。ナイスなキャスティングです。説得力あるわぁ。
もう、狂言回し的な立ち位置で、ほとんど神ですよ。
男と女の地獄を見る事が好きな彼(脇田)が、「もう会う事はない」と言うってことは?みたいな粋なセリフ言ってくれるし。地獄と天国を決める番人でしたね。
何やかんや言っても、脇田が一番人間臭かった気がします。ラストを迎えるまでの登場人物たちは表面的に、曖昧に、体裁整える気持ち悪い人たちばかり。 だからドラマになるんですけどね。
うだうだ書きましたが、これは傑作です。
最後にもう一回。4時間なんて全然気になりません!
【不思議な魅力、「本気のしるし」について】
この映画は不思議だ。
「なぜ?」という問いに向き合いながら、4時間近く飽きずに見続けることが出来る。
人をこうも惹きつける浮世の不思議な魅力とはなんだろうか。
この作品に惹きつけられる理由を理解するためにも必要な問いだった。
(以下ネタバレあります。)
↓
寂しげに見えるが、本当にそうなのか分からない。
すごい美人ではないが、気になってしまう。
人物背景が判然としない。
子供のおもちゃを買う。
死にかけたのに、自覚がない。
善意で助けてあげても、嘘をつく。
追いかけると逃げる。
突き放そうとすれば寄り添おうとする。
やくざに売られそうになっても助けを求めるでもない。
助けるのを止めようとすると、助けて欲しいと懇願する。
意を決して働いても続かない。
普通であれば、こんな期待と反対方向の行動パターンにイライラが募るはずだ。
どこの誰とも分からない人間に、交通費を貸したりしないし、ましてや、やくざに大金を渡して身元を引き受けたりしないだろう。
それが当たり前だ。
だが、実際にこうした人がいて、脇田が言うように、出会ってしまったが最後、深い海に引きずり込まれるれるように落ちていくしかないのだろうか。
もしそうだとしたら、ちょっと会ってみたい気がする。
興味が湧いてしまう。
それは難しいだろうから、この映画を通じて追体験したいと、覗いてみようと、惹きつけられるのだ。
音楽や絵画でも揺らぎは、人を惹きつける重要な要素だ。
この映画では、浮世のキャラクターの矛盾ともとれる行動と、更に、実際、こんな人がいるのかと、でも、いるのであれば、会ってみたい、覗いてみたいという気持ちが、浮世と映画のストーリーの間で相互に揺らぎとなって、魅力を増していく。
一方の辻はどうだろうか。
複数の女性と付き合い、セックスはするが、実は相手を愛しているかは曖昧だ。
浮世を助けてあげるが、セックスを求めるようなことはしない。
深みにはまってはいけないと思っているのだろうか。
だが、最大限の援助を常にする。
なぜ?
辻は、実は、浮世を通して、人を好きになるということと向き合っているのではないのか。
そして、浮世の背景が次第に明らかになっていく。
僕は、シャボン玉のおもちゃは、浮世を我が子と結びつけるアイテムで、しっかり繋がりを求める気持ちがあるのだと…、ただ漂っているだけではないのだと感じた。
また、阿部純子さん演じる浮世の友達(名前は忘れました)の言葉で、浮世は、人を好きになるということが、どのようなことか理解できていなかったのだと、そして、それを自ら求めてもいなかったのだと思った。
でも、気持ちと行動という意味では曖昧だ。
だが、エンディングに向かって、浮世の娘との散歩のシーンや、仕事を地道に続けている場面を見て、「好き」という感情が前向きに生きるための変化となったのではないかと確信するようになる。
葉山や峰内に対して、受け身で演じていたものとは違うものだ。
そして、これは、僕達も実は似たようなものではないのか。
相手を好きだという理由を自分で突き詰めて考えたことはあるだろうか。
財政や家柄だったら、それは、それ自体が目的だ。
フィーリング。
優しい。
真面目。
女性(男性)らしさ。
かっこよさ(かわいらしさ)。
育った環境が似ている。
よく考えると、実は、どれも曖昧ではないのか。
だが、当たり前だ。
好きという感情が先行して、いつも理由は、追いかけるようについてくるだけだ。
葉山や峰内は、こうした感情に従順だった。だが、何か行動が伴わなかったのだ。
悩み事の相談にのって、付き合ってしまうことはある。
告白されて、言われるがまま、付き合ってしまうことはある。
成り行きでセックスして、付き合ってしまうことはある。
いつかは変化して「好き」になるのかもしれないが、初めから「本気の好き」ではないことは多いのではないのか。
この物語は、浮世をはじめとする登場人物を通じて、僕達の曖昧な好きを見せているのだ。
曖昧さは、確固たる理由がないという意味で弱点でもあるが、曖昧さは、僕達の人間らしさでもあるはずだ。
だから、この作品の締めくくりは、浮世と辻の再会を通して、これを肯定して見せたのだ。
曖昧だった好きが、様々なステップを通じて、本気の好きになり、何か人生の芯のようなものになっていく。
必要なのは「本気のしるし」なのではなく、「本気」なのではないのか。
「本気」から生まれる行動が「本気のしるし」になるのではないのか。
そして、それは、とても大切なことだと、今は思う。
傑作。観ないと損。
テレビのほうはまったく見ておらず。深夜ドラマの再編集とか思ったら、もともとこんな尺のドラマを夢見てたかのような途方もない恋愛についての映画。というかほぼスクリューボールコメディ。かといって形式の真似をしてる訳でなく、そもそも深田晃司作品は不穏さと気持ち悪さと笑いのどっちにも転べる要素があるのだけど、スクリューボールにあるキ印女(ただしハキハキしない)に振り回される前半、ファムファタールものめいて土村も森崎も一本調子なのがスクリューボール的。
やっとくっついたと思ったらまた変なのが出てきて別れ、さあ、いよいよ、ってところからの会える会えないのどうまとめるの?ってところがあまりに美しくて劇場で嗚咽。
去年観てたらダントツのナンバーワン映画だった。考えてみればこんな若者2人の深田晃司作品観てなかったな。Netflixとかは変なエンタメとか日本代表にせず、こういうのをやっていただきたい。
土村芳が魅力的
だらしないように見える女と出会ってどんどん落ちていくのだが、その女が妙に魅力的で男を虜にしてる・・・という話。
途中に休憩が入り4時間と長い作品だが、全く長さは感じさせない。
出てくる男性、女性の心の動きや相手を思うが故の葛藤、自分勝手な振る舞いなど盛り沢山で飽きない。
主演女優の土村芳が魅力的な女性を好演してる。
良い作品でした。
我一直聽到腦海裡有警報聲響著。
會被吸引,有時候只是因為一個瞬間,或者一個名字。
浮世,如此飄渺怎麼會是真正存在於世間的名字呢?就是那個瞬間吧,當辻知道了浮世的名字,他就開始陷入無法回頭的淵藪,彷彿可以輕易脫身,卻又捨不得那麼輕易抽離,辻算是很能知道自己要什麼的男人,即便跟細川前輩及美奈子都保持著曖昧,他卻清楚現在的自己並不想結婚、不要有承諾,甚至不想有固定的女伴。
在旁人眼裡,他是專心一意的單純男人,實際上他誰都不需要,只是缺個下班後的熱鬧,偶爾,來點約會與做愛都很好。
細川知道他是這樣的男人,目前,但也希望有朝一日能將辻的心思扭過來;她對他沒有約束也沒過分要求,就是陪在他身邊,在他需要的任何時刻,她都願意趕緊出現在他身旁,公司不允許發生辦公室戀情,她可以在同事面前裝得沒啥意思,也曉得旁人會盯著她大他小,一切都無所謂,細川盼著有一天辻會發現她才是最適合的伴侶。
美奈子?就是個小女生,怎麼跟成熟女人相比?
只是,心思縝密且大器如細川,也沒想到葉山浮世的出現居然能把佈局多時的好感覺一夕搗毀,更難以接受的是,她還得忍下一切,只因辻還沒有玩夠,當他玩夠了就會回頭看見始終站在牆角的美好吧?
人都是會欺騙自己的,碰到難以接受的現實,第一時間通常會先瞞過自個兒,然後用時間與空間換取下臺階,細川或早就曉得葉山的出現會是壓垮駱駝的最後一根稻草,畢竟辻並沒有真心在自己身上,這個充滿魅力且溫柔的小男人就是喜歡到處打獵,碰巧獵上了葉山、碰巧獵到了一個有夫之婦。
脇田的看法跟細川截然不同,歷經風浪的他認為葉山就是個深淵,這種看似無害的女人最可怕,會讓男人激起欲加保護的心態、不顧一切往前衝,最後把可利用的價值通通扒光,被搾乾後還覺得惋惜;而辻,就是葉山最需要的對象,脇田就想看看辻要如何逃出生天,這種好玩的貨色擺在眼前,不好好玩一下怎麼可以?
辻其實清楚葉山不是自己該靠近的女人,有夫之婦哇,即使撇開她有家室,她也不是能夠輕易擄䉟的女人,她宛如聖母,對任何人都抱有照顧的母性,偏偏男人無法接受心儀的女人總為了其他人付出,何況還捲入震驚社會的八卦謎團中。
男人其實都懂啊,眼前這女人到底危不危險,腦中總有警報會響的,可知道是一回事,如何應對是一回事。
何況,愛挑戰人生的男人都想嘗嘗什麼叫做奮不顧身。
「本気のしるし〈劇場版〉」本來是十集的電視劇,電視劇則是改編自星里望留的原著漫畫,講述幾個男女角色之間的複雜情感糾葛,深田晃司導演將電視劇重新剪輯為一部將近四小時的電影,竟在坎城影展獲得青睞,電影版的重新剪輯當然是獲獎原因之一,更有意思的是,這齣電視劇本來就在探討都會男女的感情生活,然後用一個神祕女子所背負的過去,把這些人都串成一線。
故事確實一直翻轉,翻轉到最後,葉山不那麼葉山、辻也不那麼辻,甚至連細川都不太細川了,卻不影響整個故事線的進展,即使後半段才登場的峰內帶來的情節實在讓人感到傻眼,那樣的男人為什麼會讓女人想要疼惜?那樣的女人怎麼會讓男人放不開手?觀眾席間不時傳來訕笑與驚呼,我曉得那是沒有走過那場局的人們會有的感觸,雖然當下我也覺得誇張了,靜下心卻蠻能理解究竟是個什麼樣的局。
跨入迷局裡的人,通常不太能理解自己的選擇,甚至無法認清眼前荒唐的模樣,唯有跳脫出來才會清晰。
覺得這劇情過於離譜的人,大概是沒經歷過感情漩渦,因為現實中的你我會碰到的往往比電影來得詭譎無常,這人是不是自己理想中的那個人,也沒有任何人可以給予答案,縱使脇田推了辻好幾把,但最終,要不要撂下去還是辻自己說了算,怨不得人也不得怨人。
反正,男人就是想在末日裡嘗試救贖,哪怕最終只是一場謊言。
而女人,說的是真、做的是虛,除非實在心動了,否則誰也得不到她。
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