「男は戦うことに命をかける生き物だ!」キングダム2 遥かなる大地へ 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
男は戦うことに命をかける生き物だ!
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山崎は魏との戦いで歩兵から出発します。亡くなった同志への誓いを果たすために、本能的に戦いを始めます。この作品の見応えはやはり壮大な軍勢が揃った迫力でしょうか。そこにまるでたった一人で立ち向かう山崎に、ハラハラしっぱなしでした。今回の戦いのハイライトは、前回の長澤まさみに変わる清野菜名の円舞のようなアクションでしょうか。見事なアクションに完敗です。そしていくつかのシーンで泣けましたが、足を故障して戦うのをやめた仲間にいうセリフは肺腑をえぐりました。「お前はまだ生きているじゃないか」。号泣です。
人類において最初は女性が出現し、何億年か遅れて男性が出現したと言われておりますが、女性は子孫を育てるという生物学的な性格上、子供を守るという宿命を持つがゆえ平和を志向します。男性はその家族を守るために敵と戦います。その戦うことに命をかける生き物であるのは、これからも変わらないでしょう。館内で観ていた男性は拳を握って、きっと一緒に戦っているよう気持ちになっていたと想像します。
この作品の安らぎは、清野と環奈の二人の存在でしょうか。山崎が大将軍になるなら軍師になると環奈は言います。可愛い軍師の誕生を期待します。
さて、今作で山崎は、100人の部下を持つことになりました。いよいよ大将軍に向かっての益々の大精進が目に浮かぶようです。次回作が本当に楽しみです。
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