「命をたぎらせ駆け抜ける剣」キングダム2 遥かなる大地へ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
命をたぎらせ駆け抜ける剣
"キングダム(実写版)" シリーズ第2作。
通常スクリーンで鑑賞。
原作マンガは未読。
比類無き壮大なスケールであり、ついに日本映画もここまで来たか、と…。コロナ禍によって大変な苦労があったと想像するが、前作よりもグレード・アップした迫力のスペクタクルに心奪われ、興奮と感動の涙を禁じ得ない。
本作のような、全編アクション・シーンばかりの日本映画はこれまで無かったのではないだろうか。ところ狭しと駆け抜けるダイナミックなアクションに手に汗握りまくった。
血湧き肉躍るとはこのことを言うのだ!
ついに戦場へと飛び出した信の成長と伍の仲間たちとの絆にアツくなり、命を燃やし夢に向かって振るう剣に涙し、「どんなに苦しい状況でも、生きている限り突き進め」と云う力強いメッセージがストレートに突き刺さって心震えた。
それは困難な撮影を乗り越えたキャストやスタッフの共通した想いであったに違い無い。コロナ禍での大変な撮影を乗り越えたからこそ、実感を伴って迫って来るのかもしれない。
様々な想いが凝縮され、最高の形で結実した本作は、興奮と感動のアクション・エンターテインメントに他ならない!
いずれ日本映画がハリウッドと肩を並べる日も近い。
日本映画の新たな地平を切り拓いたであろう本作は、是非とも映画館のスクリーンで堪能して頂きたい作品であった。
[余談]
戦車が信の攻撃でひっくり返ったシーン、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を想起したのは私だけじゃないはず!
[以降の鑑賞記録]
2022/12/22:Amazon Prime Video(レンタル)
2024/07/05:金曜ロードショー(スペシャルエディション)
※修正(2024/07/05)