「本当に素敵な作品です」白蛇:縁起 愛さんの映画レビュー(感想・評価)
本当に素敵な作品です
本日2度目の鑑賞をしてきました。ストーリーが分かっているからこそ最初から涙ぐんでしまいました。笑
私は元々この作品を知らなかったのですが、今回の日本語吹き替え版を見てとても好きになりました。まずは美しい世界線。細かな絵がとても美しく、いちばん心惹かれたと言っても過言ではありません。日本とは少し感覚が違い、日本の景色でもないし、日本人の仕草ではないので、だからこそ国の文化の違いを感じ面白いなとも思いました。
そしてキャストがとても豪華なのもありますが、なんと言っても佐久間さんがとても素晴らしかったです。以前ほかのアニメで声優をされていた時とは全く違い、映画を見ている時は佐久間さんが声優であることを忘れてしまうほど、宣でした。
三森さんとの声の組み合わせも良く、そこも沼ポイントです。
宝青坊の主も妖艶でとても好きなキャラクターです。狐になるとほんの少し喋り方が変わるのにくるっと顔をこちらに向けるとまた戻る。私にとっては初めてのキャラクターだったので、2回目は特に注目して見ました。
ここからは完全なネタバレとなってしまいますが、私の一番のお気に入りは宣が凍りついて魂が消えてしまいそうになるところです。魂が消えてしまうと二度と生まれ変われない。見ている側が一番ハラハラする場面だと思います。白が最後の力を振り絞るように必死に宣を繋いでいるところにとても感動しました。あの場面のもう1つのポイントは、助かるところで助からない、ということです。結果的に宣は魂は無くなりませんでしたが亡くなってしまい、宣と白は離れ離れになってしまう。ここからどう展開するの?!と驚き、焦らすなぁとうずうずしてしまいました。
そして、主題歌。Snow Manさんの透き通るような声が映画館で聞けて良かったです。エンディングは縁にいくまでが長く、とてももどかしかったです笑。縁の歌詞が本編ととてもリンクしていて、曲を聴いていると、あ!あの場面だ!とその場にいる誰もが思い出すことができ、また感動を呼ぶ仕組みになっていてとても良かったです。また、縁にいくまでの2曲のうちの1曲は、とても声が高いのに男声ということを知り、驚きました。
中国で公開された元の白蛇:縁起も見てみたくなりましたし、今中国で公開されている青蛇も見てみたいです。
長くなりましたが、とても素敵な作品でした。アニメが好きじゃない友達も見て、私でも楽しめたと言っていて、万人に受け入れられる素晴らしい作品なんだな、と実感しました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。