「泣けるが、若干の違和感も。」いのちの停車場 きらりんさんの映画レビュー(感想・評価)
泣けるが、若干の違和感も。
クリックして本文を読む
涙活目的で鑑賞も、思いっきり泣ける感じではなかった。
先ず、吉永小百合が救急救命の医師と言うことに違和感。緊迫した現場に、あのおっとり感はあり得ない。
在宅医療、緩和ケアの問題でもどこまで踏み込んでるのかと思ったが、深く扱うでもなく…。小池栄子の役の芸者はなに?結局助かるの?そこの伏線は回収しないまま。階段軽やかに登るので、回復したと思わせたいのか?
柳葉敏郎さんや、泉谷しげるさん、西田敏行さん、田中泯さんの演技がやはり流石であるため、所々腑に落ちない場面はあれど、上記の方達のお陰で、祖父母を思いだし少し泣けた。
ラストのシーンは安楽死の準備を見せつつも、見た側の想像にってことなんだろうけど、最後までなんだか濁されたと言うか、ふわぁーっとで終わる作品だった。
死について考える…作品ではあるけど、
主役が柔らかい人なだけあって、死を扱ってはいるが、観たあと重くなるような、引きずってしまうことはない作品だと思う。
コメントする