「命とは? 生きるとは? 真摯に考えさえられる良作」いのちの停車場 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)
命とは? 生きるとは? 真摯に考えさえられる良作
東映グループ・岡田裕介会長が陣頭指揮をとられていた作品。製作途中で帰らぬ人となったため、
岡田氏にとっての遺作。成島出監督がメガホンをとり、吉永小百合が自身初となる医師役に挑んだ
社会派作品。金沢を舞台に、在宅医療を通して同僚たち、患者、その家族との向き合い方を丁寧に描いている。
共演の松坂桃李、広瀬すずがラーメンをすすりながら語らうシーンは印象深い。こんなご時世だからこそ、命とは? 生きるとは? と真摯に考えさせられる作品。
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