「全てに中途半端」いのちの停車場 おかずさんの映画レビュー(感想・評価)
全てに中途半端
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在宅医療の問題を問う医療ドラマ。ただ、在宅医療に置いて、日々起こる悲劇、悲しみ、つらさを映しただけの作品。ストーリーも単純で誰でも想起でき得る内容。主人公の葛藤も、最後は身内への安楽死に至って閉幕してしまう。俳優陣について。果たして吉永小百合さんを主人公にする必要があったのだろうか。作者南杏子さんの他の作品の主人公と同様、中堅医師たち(50歳ぐらい)のように、傷つき実家のある地方にもどり、在宅医療に否応なく取り組み、医師としての本来の目的と矜持を取り戻す物語を期待していただけにとても残念。患者役の石田ゆり子さんぐらいの年齢の女優さんがよかったかなと思う。又金沢芸者を演じた小池栄子さんに関してはなんだったのだろうと、全く理解出来なかった。田中みん(漢字が出ませんでした、すみません)さんの演技だけは、流石だと思った。何もかもが中途半端な作品だったと思う。
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