「俳優陣と演出は見事だけどリアルではない」いのちの停車場 だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優陣と演出は見事だけどリアルではない
予告で「アメイジング・グレイス」からの、お涙頂戴予告から、逆にどうなのかな、、と思っていましたが、思っていたよりもとても良かった。
ちなみにどこにも「アメイジング・グレイス」は流れません。
これは、まさに俳優陣の演技と監督の演出がなせる技です。ストーリーはとてもよくある話の連続で、既視感か半端ないのですが、映画としては観て良かったです。
子供が絡むと涙無しではみられませんでしたが、ストーリーだけ説明すれば、今までもあったような話です。また、物語重視って感じで、リアルさが少しかけるかもしれない。
在宅医療というテーマなら「痛くない死に方」の方がとてもリアルで泣けた。
安楽死を扱うにはちょっと軽いかな、、
特に、(ネタバレ無し)最後の選択について、あれがあんなにきれいごとで終わらせていいのかな、、、どっちを選択しても地獄たから、正解のない重いテーマなんだけど。
あんな美しい終わり方はリアルではない。
こっちを選んだらこういう地獄か待っていて、違う方を選択しても違う地獄が待っている。どちらを選んでも良いと思うけど、綺麗に終わる正解がないのに。
あと、金沢の四季の風景は魅入ってしまう美しさです。でも、偽物のの夕陽や渡り鳥のこのVFXいる?
あと、吉永小百合さんも田中泯さんもとても良い役者だけど、親子役は無理がある。実年齢は同い年なんですね。
また、吉永小百合さんがキャラクターにあっていないかな。優しいイメージなので。もっと冷徹で強い人が、徐々に変わっていくのなら分かりますが、もともと優しいイメージなので。
と俳優陣と監督の演出は流石と思いつつ、なんか腑に落ちないストーリーと配役でした。
コメントありがとうございます。
吉永小百合さんは私がいう必要のない大女優さんですが、イメージが強すぎて、どの役も吉永小百合さんになってしまいますね。
アメイジング・グレイスは予告専用の曲だったのですね。汗
そうそう『アメイジンググレイス』どこいったの?
エンドロール中それに期待してたのに……😢
テーマの割には内容は薄かった印象でしたし個人的に吉永小百合さんの台詞がセリフしか聞こえず残念な感じに…