「ヤクザは真の家族を持てないの?」ヤクザと家族 The Family りやのさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤクザは真の家族を持てないの?
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綾野剛演じるケンちゃんが1999年にヤクザの覚醒剤を奪ってボコボコにされ別のヤクザの組に入り組員と家族の盃を交わす。2005年に愛した女性がいた時、抗争で弟分を射殺された仕返しに行き兄貴分が刺し殺した代理で刑務所へ。2019年に出所して組に戻ってみると14年前とは全く違ったさびれようで、昔愛した女性を見つけると娘がいて・・・という話。
やくざになったのは自分で決めたんだから、自業自得と言ってしまえばそれまでだが、愛した女性と娘にまで迷惑かけてしまうのは気の毒だった。最後は元弟分にまで憎まれてしまい・・・。
20年間でのヤクザを取り巻く環境のかわり様とヤクザが足を洗う難しさを見せられた作品だった。
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みかずきさんのコメント
2022年5月18日
こんにちは、りあのさん
みかずきです
沢山の共感ありがとうございます。
本作、反社会的勢力にいた主人公の出所後の厳しい更生の実態を描いていますが、反社会的勢力にいた時の雄姿も描かれるので、複雑な気持ちになりました。罪を憎んで人を憎まずという諺が如何に難しいか実感した作品でした。
すばらしき世界も同様の設定の作品ですが、
主人公の出所後から物語が始まるので、主人公の厳しい更生の現実に素直に感情移入出来ました。すばらしき世界とは我々が目指すべき社会を指しているのだなと感じました。
では、また共感作で。
-以上-