「設定は面白かったのに・・・」ディストピア2049 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
設定は面白かったのに・・・
2049年のアメリカ某州ではSEA(州取締局)によって監視社会が実現し、犯罪率も激減。しかし、ちょっとした罪を重ねると不適合の烙印を押されて行方不明、もしくはその場でスーツと呼ばれる平和維持者によって処刑される。パワードスーツを着たアンドロイドみたいな平和維持者。最初はちょっと不気味でしたが・・・
弱い!力はあるけど、普通に弾丸貫通。秘密を知ってしまえば理解できるのですが、もうちょっと強くてもいいのでは?と、拍子抜けすること間違いなし。
超管理社会。アパートの家賃を滞納しただけで処罰されるというもの。アメリカの闇ともいうべき未来像なんですが、今の日本においてもマイナンバーカードというアイテムが将来どう使われるのかわからない現実。さすがにロボットには管理されないんだろうけど、納税義務を怠った段階で罪が加算されていってもおかしくない。
序盤ではそんな世界が描かれていて、レット・マーフィという男の目線で進められていく。妹ジーンが行方不明だった彼に気づき、ショーンと呼ぶのだが会った瞬間にスーツによって拘束されそうになる。なぜ二人が取締局からマークされていたかは後半に明らかにされるが、反逆者としてコトを起こそうとしているピアースが頼もしいやら、頼もしくないのやら・・・
後半になるとグロいシーンがけっこう出てくるし、ちょっと期待してたのに、終盤にはB級感まるだし。どうしてこうなった?オーラ・グリーンとジェイコブズの確執や因縁の対決もあっさりし過ぎていたし、もっと人物描写をください!と思いつつ、最後は惰性で観てしまった感じです。
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