「30点」哀愁しんでれら まぁと@名作探検家さんの映画レビュー(感想・評価)
30点
映画評価:30点
《胸くそ悪い》…。
そんな言葉が頭に残りました。
この作品の悪さは後半部分にある。
少なくとも私はそう感じたし、
何一つ共感もできない。
全てが異常だ。
実話を元にしていないのであれば、
思い出す事すら怒りが沸いてくる。
だから私が後半部分に対して、
これ以上語る事は何もない。
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気を取り直して前半部分について感想を書きます。
主人公は「親」というものに憧れをもっており
彼女には理想の母親像もあった、
また、そんな親になろうと努力もしていた。
そんな彼女の姿を通して、
私自身も親とは何か、
子どもに対してどうあるべきなのかを作品を見ながら考えていた。
家族の数だけ各々の悩みはあるし、
幸せに見える家庭にも闇はある。
でも、その闇に
他人は口出せない。
この作品を見て、私なりに学んだ事だ。
何も家族の話しだけではない。
人の闇に他人が踏み込む必要はない。
まして他人(自分以外の誰か)からのアドバイスなんて、本当に何の意味もない。
皆、ちゃんと分かってる、、、
どうあるべきか、どうしてあげるべきか、
それが中々出来ないし、上手くいかないから、
憧れるし、悩むし、苦しむんだよ、
だからわざわざ他人なんかに
これが正しい行いだよって教わらなくても、
ちゃんと正しい事しなよって言われなくたって、
そんなの最初から分かってる。
それが出来れば苦労しない。
突き詰めればヒトは独りぼっち。
この作品を通して
そう感じ、学んだ。
私に出来ることは、
自分を認めてあげること、
他人(子ども)を認めてあげること、
それだけでいいと思う。
正す事よりも壊さない事の方が大切だと思うから。
胸くそ悪い作品だが、
その事に気付かせてもらったし、
ヒトに対して俯瞰した目線がもてたので、
見る価値はあったと思う。
【2021.2.25鑑賞】