「怒涛の不幸から大反転。の後の垂直落下。からの???」哀愁しんでれら bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
怒涛の不幸から大反転。の後の垂直落下。からの???
イヤイヤ。さすがにやり過ぎではないかと。
「怒涛の不幸」パートはテンポ良くて適度にPOPで面白く。「反転のシンデレラストーリー」は、その後に向かっての伏線だと思いながら眺めてるのでイーブン気分。からの「ダークに向かって真っ逆さま」パートが、正直言って、アレです。
土屋太鳳がいきなり正気を失ってるしw
唐突感アリアリでした。無理矢理感デカ過ぎです。ちょっと、そこ、行き過ぎw
夫婦が完全に正気を失って行く様を、一つ二つエピソードを追加して、時間を掛けて描写してたら、違う印象になってたのではないでしょうか。
などと思いました。
しかしですよ。山田杏奈には10年後、どんな役回りが回って来てるか心配になるくらい、女子高生役がハマってましたw
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万人にはお勧め出来ないけど、結構好き。midnight madness部門としては高評価だすw
小春は妻として、母親として、何が出来るかを必死に考えます。隠し持っていた彼女の残虐性の発動は、「良い母親になる事が幸せな事」と言う、潜在的な強迫観念の顕在化に他ならず。
大悟が列車に轢かれるところを見ようとした小春。あの時、列車が"たまたま"下りだったから、上りの線路に倒れ込んだ大悟の命は助かっただけ。仄暗く燻る何かが自分の内側にある事を、小春は気付いていない。
インスリンを注射された女の子がヒカリヘの手紙を小春に渡します。ヒカリへの優しさが滲み出る手紙を見ても、小春には後悔の念は起きませんでした。ヒカリを学校に通わせたい。だから、ヒカリが拒絶するクラスメイトなど不要なの。一人も要らないのよ。
的な。
「残虐性の発動」に至る下りが薄い、と言うか、素早すぎるところが、個人的には「惜しい!」って思いました。
いずれにしても土屋太鳳、やっぱり上手いわw
良い女優さんになりましたw
来週は芳根京子です。彼女も楽しみです!
bloodtrail様コメントありがとうございました。踏切のシーンは助けに行こうか迷ったのかと思ったんですが、小春が辺りを見回した様子は、助けを求めて、と言うより目撃者がいないか確認したようでしたね。色々妄想してしまいます。