「太鳳ちゃんの今後含む全キャリアで恐らく一番の問題作」哀愁しんでれら トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
太鳳ちゃんの今後含む全キャリアで恐らく一番の問題作
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面白かった!と言うのがはばかられるレベルの衝撃的なラストです。園子温作品でも体験したことありません。
まず本作のチャレンジ精神に拍手を贈ります。作り手がコンプラを気にし過ぎたり保身に走ったら作品はどんどんつまらなくなると思うからです。
また倫理的な問題を指摘する人もいるかもしれませんがどんな作品を鑑賞しても理性的に楽しめることが最も健全だと思います。
そして鑑賞後に自分の先入観や偏見、価値観が刺激され友人や知人と作品について話したくなるのが自分にとって観た価値があったと言える作品です。
この世の全てを敵に回しても大切な人を守る。
歌詞でよく聴くフレーズです。本作でも父親役の田中圭が口にします。それを実践することがどれけ異常なことか本作では観せてくれます。
愛や正義は立ち位置によって姿を変えると言われます。モンスターペアレントも本人と第三者では捉え方に大きな隔たりがあります。
コロナ禍の日本でも為政者と医療従事者、自治体と飲食店など立場が変われば全く意見が異なると思いますが、自分の世界だけが全てではないと気づかせてくれた大切な作品です。
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