「ツタヤの新人映画関係のコンテストか何かで選ばれた作品らしいです。 社会経験の浅い脚本家が頭の中で思いついただけみたいな、無駄に怒りが空回りする、そういうタグイの映画でした。」哀愁しんでれら お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
ツタヤの新人映画関係のコンテストか何かで選ばれた作品らしいです。 社会経験の浅い脚本家が頭の中で思いついただけみたいな、無駄に怒りが空回りする、そういうタグイの映画でした。
オープニングそうそう、一夜のうちに、祖父さんが倒れ、家は燃え、彼氏の浮気現場に行き当たる、みたいな、あと何かあったっけ? とにかく不幸が山津波のように襲ってきたというあたりまでは、ワクワクしながら映画に向かっていけたのですけどね。
登場人物の誰一人として感情移入を許さない、ヘンに突き放した作りなんですよ。
たぶん、社会経験の浅い浅い脚本家志望の人が頭の中で思いついただけみたいな、書き割り優先で無駄に怒りが空回りして、最後に死が濫発される、そういうタグイの映画でした。
それだけではとうてい商業ベースの映画にならないので、ダンナの不気味すぎる趣味だとか、娘の怪し過ぎる行動だとか、そういうのを盛り込んで話をなんとか盛っていこうとしているのですが、空回り感がおびただしく、ちっとも面白くも楽しくも怖くも何もありません。
登場人物の誰でもいいけど、いちどキチンと真正面から描いてみようよ。そうでないと、観客は客席に置いてきぼりになっちゃうから。
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