ハウス・イン・ザ・フィールズのレビュー・感想・評価
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秋が区切りなんだ。
2回目の鑑賞です。1回目は吉祥寺か渋谷で見ました。レビューを始める前です。
二人の姉妹が血の繋がりがよく分かる映画だと思いました。でも、民族楽器を弾く男性と姉妹との人種の隔たりを感じました。つまり、姉妹はコーカソイド系であり、楽器を弾く男性はネグロイドだと言うことです。僕はその点に作為を感じないで入られませんでした。
さて、だから、余り印象を残さずに恩讐の彼方に、なってしまった訳ですが、本日は2回目の鑑賞のなり、じっくり時間を掛けて見てみました。
カメラの前に立つ少女。楽器を朴訥に弾く男性。それをカットで繫ぐ。
どこかで見た風景。そうですね。
小津安二郎監督の絵じゃないですか?!
と勝手に思い込み、作為なんかどうでも良くなりました。ドキュメンタリーって言うから作為。でも、映画であれば、演出が入って動く写真として見れば良いのです。
なんだ、その歌は
歌は誰のためにあるんだろうと思った。映画の中でいろんな人がいろんな歌をうたうんだけど、愛の存在を信じられる歌もあれば、子ども時代から愛国心を定着させようという意図を感じる歌もあるし、「携帯電話」が登場するから比較的最近作られたんだろうに絶望的に古くさい女性観を押し付ける歌もあって。
婚約者のことを「話したことがない」「何も知らない」「聞くところによると穏やかな人だって」と話す姉が、微笑みをピン留めしたみたいな顔をしていた。彼女の婚礼はものすごく長くて、村人総出で一生懸命はしゃいでいて、外堀埋め感はなはだしい。木の実をかたっぱしから食べていたあの妹ちゃんが弁護士になっていてほしい。
きれいな画がいっぱいあったのに、地面を農具みたいなので掻いて水を流していたよく分からん画がなんでか印象に残る。
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