「静かな少女の眼差しが印象的」ハウス・イン・ザ・フィールズ パプリカさんの映画レビュー(感想・評価)
静かな少女の眼差しが印象的
姉が結婚して離れる寂しさと、外の世界への関心。
まだ世界が狭い少女のドキュメンタリー。
男性が民族楽器を奏でながら歌うファーストシーン、遠くから聞こえて来る祈りの時を知らせる声、ここでイスラム文化である事が印象付けられる。
慎ましく美しいイスラム文化を感じる暮らしぶりに、宗教は国を越えるんだと実感する。
実際に共通する言葉もチラホラ聞こえて来るし、食文化も似ている様に見えた。
姉が結婚し遠くに行く、静かに訴える少女のナレーションがいっそう寂しさを感じさせる。
一方で盛大に行われる結婚式。
地域の1番の楽しみなのだろう、鮮やかな衣装と歌や踊りが賑やかで静かな暮らしと対象的だった。
しかし、受け継がれる儀式や祭典、地域の誰もが芸達者なのが驚きだ。
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