「TOKYOガールミーツボーイの快作」ジオラマボーイ・パノラマガール ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
TOKYOガールミーツボーイの快作
僕らの世代はこのタイトルには時代を感じてしまう。そこをどうするかとは見る前は思っていたけど見たらどうでもよくなるくらいに瀬田なつき監督の映画でした。
出会いを待つ少年と少女のすれ違い、彷徨い、思春期にある高望み思い込み悶々とした何かを連れて、街を彷徨う。バッチリ映画です。そうか瀬田なつきの映画はウォンカーウァイっぽいのか、とか思いながら軽やかに決めた、と思った。やっぱり若手廃油のよさを見つけるのが上手い。と、見てると一瞬、岡崎京子の世界的な匂いもする。何かの再現をやめたところにそれが現れるのが素敵だった。
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