劇場公開日 2020年9月4日

  • 予告編を見る

「俳優竜星凉に惚れた」リスタートはただいまのあとで 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0俳優竜星凉に惚れた

2020年9月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

2020年映画館鑑賞75作品目
原作未読

竜星凉という若手俳優がとにかくすごい
『泣くな赤鬼』『弱虫ペダル』『ぐらんぶる』そしてこの『リスタートはただいまのあとで』
それぞれが全くの別人なのである
見た目だけでなく声質や喋り方まで違う
ただものでない
もっと高く評価されていい
ネット民の一部は彼のような役者ををカメレオン俳優と呼ぶが僕はその呼び名を生理的に受け入れることができない
名優を爬虫類に例えるなんて例え下手だしリスペクトが足りない

BLを除けば普通にいい話
原作ファンには申し訳ないが正直言ってこの作品にBL要素はいらない
男同士でキス程度なら上島竜兵だってやってる
当時西武で現役だった石毛と工藤がビールかけでキスしていた
イスラム原理主義者なら発狂するだろうがこの程度たいしたことがない
それなら最初からBLなんて必要がなく普通の友情物語で良かったのでは
BL大好きの腐女子はもっともっと過激なモノを求めているわけでこんな超ソフト路線では満足できるわけがない
『まいっちんぐマチコ先生』の実写版なのにヌードがないようなものだ
BLものと謳えば腐女子が読んでくれるだろう観に来るだろうという打算
出版業界映画業界のアンフェアな金儲け主義を感じとったのは邪推だろうか

光臣の言動や仕事っぷりを観てるとプチ駄目人間と評価する他ない
遅刻はするものの一応農業の手伝いを続けているわけだからあくまでプチ
TVゲームに夢中になって仕事に来なくなりそのままニートになるわけじゃないんだから

なれなれしい大和の方からと思いきや光臣からキスするとは思わなかった

村川絵梨演じる京子登場で光臣が家を飛び出しカメラがぶれる表現は嫌い

息子が本気で家業を継ぐ気になったことに対し甲本雅裕演じるお父さんが喜ぶ時の表情が素晴らしい芝居
中島ひろ子がこんな大きな息子の母親役に抜擢され違和感がないことに時の流れを感じる

亀戸の区役所という表現に違和感
江東区の区役所が普通では
亀戸で捨てられたからかな

エンドロールのあとに続きあり

野川新栄