「優しさが詰まってる」リスタートはただいまのあとで はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさが詰まってる
おっと、これは!予期せぬ良作との出会い!“BL癒し系ラブストーリー”みたいに言われてますけど、そこに重きを置いた話ではなかったです。
テーマはまさに“リスタート”
田舎や家業が嫌で飛び出したものの東京で打ちのめされて10年振りに帰郷した光臣。
農家の養子となって汗かき懸命に働くいつも笑顔の大和。
ふたりのそれぞれの秘密。
そしてそれぞれのリスタート。
田園風景、農家の仕事、その土地で暮らすということ、家業を継ぐということ、親父の背中。
どこか昭和の香り漂う懐しい音楽や演出が抜群に心地よい。
大和の人柄に性別を越えて惹かれていく光臣と、人を愛するということが分からず壁を作ってしまう大和。二人の距離感も絶妙。
古川雄輝は都会的で上品な感じが光臣の垢抜けた雰囲気にピッタリ。そして竜星涼はちょっとビックリ!あんな長身のイケメンがめっちゃ素朴な田舎のお兄ちゃんになりきってた。言われないと一瞬誰か分からないくらい😆
映画館を出たらなんだかスキップしたくなるような優しさが詰まった作品でした。
…それにしてもいいタイトルやなぁ~✨
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