「【二人の青年が偶々、故郷で出会い、お互いに影響し合い、成長して行く姿が眩しい。佳き風合いの作品である。】」リスタートはただいまのあとで NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【二人の青年が偶々、故郷で出会い、お互いに影響し合い、成長して行く姿が眩しい。佳き風合いの作品である。】
■印象的なシーン
・職人気質の父との確執を乗り越え、家業の素晴らしさに光臣(古川雄輝)が気付くシーン。
-三世代に亘り使われる父が修理した箪笥。その事を嬉しそうに、語る老婆の言葉。-
・施設育ちの大和(竜星涼)が、自分を養子に迎えてくれた熊井のお爺さんを心から大切にする姿。
-"唯一の家族だから・・-
又、二人の関係を邪推する町の人々に食ってかかる光臣の姿。
-一緒に農業に勤しむ二人の姿を見ているもんなあ・・、羨ましそうに。良い奴ではないか!光臣!-
・いつも、笑顔で人に優しい大和の存在が、心の中でどんどん膨らんで行く光臣は・・
-"あのシーン"は全く違和感がなかったなあ。-
・だが、そんな大和にも心の中に壁があり、それを隠すが故の笑顔だと、光臣が知るシーン。驚きの表情。
-自分が"如何に甘えた男なのか"に、気付いたんだよな。-
又、佐野岳演じる上田の存在が、良い。
-久しぶりに拝見したが、良い役者さんになられたなあ・・。-
・大和も、決心をして光臣と二人、自分は何者なのかを確認しに行くシーン。そして、捨てられていた彼が保護された時にいた老人から告げられた事。
〈甘えた考えの、頭でっかちな青年が、久しぶりに故郷に戻り、沢山の人々から色んな事を学んで、成長して行く姿が印象的な作品。又、彼に影響され哀しき過去と向き合う決心をしたもう一人の青年。二人が新たな人生に歩み出す姿が眩しく、爽やかな作品でもある。〉
■蛇足
今作品でも、竜星涼さん、裸体になっています。パンツも"お姉さん"に、洗ってもらっています・・。(すいません・・)
NOBUさんへ。
『ぐらんぶる』を見ておいて正解でした(ネタ的に)w
今作では自ら裸になっていますが、もう彼のイメージが定着しそうです!
あの田舎道の風景は何かの映画で見たような気がするのですが、ぜんぜん思い出せません・・・