「子どもは子ども、親は大人。」ザ・ブック・オブ・ヘンリー るんさんの映画レビュー(感想・評価)
子どもは子ども、親は大人。
クリックして本文を読む
母親の成長、という点を1番に感じた。
いくら天才と周りから評価され、大人びていても、まだヘンリーは子どもなのだという気付き。
そして、自分はその母親であり、大人であり、意思を持った行動を示していくべき立場だという気付き。
ヘンリーの成長過程を写した写真を見ることで、それに気付かされる母親。
今まで子どもに意見されないと何も決められなかった母、その逆転していた親子関係が、小屋の中で反転する。
人間の道を踏み外さず、丸く収まるハッピーエンド。
虐待現場や少女が傷ついている様子が過度には演出されず薄いが、あくまでも隣の家から見える範囲で展開が進むのが逆にリアルでよかった。
コメントする