「【心優しき”チャイニーズ・ガール”が書いた”数々”の手紙が齎したモノ】」ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【心優しき”チャイニーズ・ガール”が書いた”数々”の手紙が齎したモノ】
プラトンの「饗宴」の言葉から始まるオープニング。
そして、”古代、人間には4本の手足と2つの顔があった・・”という言葉と共に描かれる”アニメーション”を見て、
ー”この作品、面白いぞ・・”と期待高まる。ー
・エリー・チュウさんは5歳の時、中国徐州からアメリカの田舎町に父と二人で来た女学生。
周囲から”代筆”を頼まれて、家の収入に当てている。
(お父さんはイロイロあって、無職・・)
頑張っているのだが、周囲からは”少し軽く”見られている。”チュウチュウポッポー”
・ポール・マンスキー君は文才がないが、気も体格も良い男子学生。
・アスター・フロレスさんは美人で、聡明で、本が好きな女学生。
ー今作はこの三人が、繰り広げる素敵な”ラブ・ストーリー”である。ー
■印象的な場面は数多いが、
・エリーのお父さんは、英語が苦手で、毎日映画を観る日々。
ー序盤はエリーと2人で映画を観る所からポールが真ん中に入り、3人で観るシーンの流れ・・。ー
・ポールとアスターの”噛み合わない”デートを心配して、エリーが携帯メールで店の外からサポートするシーンの面白き事!。
・エリーが学芸会で、美しい声でアコースティック・ギターを弾きながら歌う姿。そして、拍手喝采の中、級友たちに受け容れられていく姿。
・エリーとアスターが温泉に入るシーン。
ーこのシーンは、特に良いなあ。ー
・エリーの無口な父が、エリーとポールに語る言葉・・。
ーそして、教会での皆の前での”3人の告解”シーン。-
<とてもセンスの良い、”ガール・ミーツ・ガール&ボーイ”ムービーである。
”新たな世界”に旅立つエリーとその姿に懸命にエールを送るポールの姿も素晴らしい作品である。
鑑賞中、鑑賞後、じんわりと幸せな気持ちになれます・・。>