「【心優しき”チャイニーズ・ガール”が書いた”数々”の手紙が齎したモノ】」ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【心優しき”チャイニーズ・ガール”が書いた”数々”の手紙が齎したモノ】

2020年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

幸せ

 プラトンの「饗宴」の言葉から始まるオープニング。

 そして、”古代、人間には4本の手足と2つの顔があった・・”という言葉と共に描かれる”アニメーション”を見て、
 ー”この作品、面白いぞ・・”と期待高まる。ー

 ・エリー・チュウさんは5歳の時、中国徐州からアメリカの田舎町に父と二人で来た女学生。
 周囲から”代筆”を頼まれて、家の収入に当てている。
 (お父さんはイロイロあって、無職・・)
 頑張っているのだが、周囲からは”少し軽く”見られている。”チュウチュウポッポー”

 ・ポール・マンスキー君は文才がないが、気も体格も良い男子学生。

 ・アスター・フロレスさんは美人で、聡明で、本が好きな女学生。

ー今作はこの三人が、繰り広げる素敵な”ラブ・ストーリー”である。ー

■印象的な場面は数多いが、

 ・エリーのお父さんは、英語が苦手で、毎日映画を観る日々。
ー序盤はエリーと2人で映画を観る所からポールが真ん中に入り、3人で観るシーンの流れ・・。ー

 ・ポールとアスターの”噛み合わない”デートを心配して、エリーが携帯メールで店の外からサポートするシーンの面白き事!。

 ・エリーが学芸会で、美しい声でアコースティック・ギターを弾きながら歌う姿。そして、拍手喝采の中、級友たちに受け容れられていく姿。

 ・エリーとアスターが温泉に入るシーン。
ーこのシーンは、特に良いなあ。ー

 ・エリーの無口な父が、エリーとポールに語る言葉・・。

ーそして、教会での皆の前での”3人の告解”シーン。-

<とてもセンスの良い、”ガール・ミーツ・ガール&ボーイ”ムービーである。
 ”新たな世界”に旅立つエリーとその姿に懸命にエールを送るポールの姿も素晴らしい作品である。
 鑑賞中、鑑賞後、じんわりと幸せな気持ちになれます・・。>

NOBU
Pegasusさんのコメント
2020年12月13日

私も冒頭のアニメーションで「これはいい映画だ!」と確信しました。
期待を裏切らずいい作品だった!

Pegasus