カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇のレビュー・感想・評価
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クトゥルフの呼び声
これはラヴクラフトというジャンル。そこを油断してしまうとただただ胸くそ悪い感じで終わってしまうかも。
中学生でオカルトにはまり、高校生でラヴクラフトの洗礼を受け、更にはテーブルトークでSAN(正気度)チェックを繰り返してた身としては、懐かしさも相まって思いの外堪能させて頂きました。
形容し難い何か、が満載のクトゥルフ神話世界をエログロに美しくビジュアル化していたのと、音響・音楽の上手さや敢えて80年代テイストを踏襲している所など、一見チープなんだけれど堪りません。そして、ニコラス・ケイジ…(笑)。もうこれに関しては笑うしかありませんでした。ただでさえクドイのに貴方ときたら、もう…。最高ですよ(爆)。
とまぁ、世間的には難しい一品でしたが、個人的にはお腹いっぱいでした。十分に胸くそ悪かったけどね。
おじさんの困難打開力の有無に好みが分かれるか
マンディ地獄のロード・ウォリアーのスタッフ集結!という煽り文句だったし、ニコラスおじさん(ニコラスケイジさん)大好きなので鑑賞。
個人的に、困難を打開すべくキレながらやたらめったら行動するおじさんの雄姿が大好物なので、マンディ地獄のロード・ウォリアーのほうが好みでした。
今回のおじさんは、なすすべなしのクトゥルフの掌中だったので、少し物足りなさがありました。
でもきちんと「家父長の柱」たる父親を、氏らしさをにじませつつ、しかし冷徹に演じられていたのがしみじみ素敵でした。
ニコラスケイジの極端な演技
ニコラスケイジの相変わらずな極端演技の集大成。
人によってはトラウマなシーンがあり、ある程度グロ耐性がないと後悔するかも。
内容は80年代にありそうなSFホラー。
若い頃のニコラスケイジが演じてても、同じ演技をしていただろう。
最近見ないジャンルの為、懐かしく思えました。
びっくりするくらい…
理解出来ない私が悪いのかもしれませんが、申し訳ない、びっくりするくらい、酷かったです。
ニコラス・ケイジ出演するB級作品は
メチャメチャ面白いか、最低かのどちらかなので覚悟はしてましたが、これ程酷いのは、初めてです。
ファースト・デーで(市松販売ではありますが)満席の中、誰も退場しなかったのが不思議な位。
混ぜるな危険!! 映画館でこそ体験すべきトリッピーな世界で観客の脳髄にもスラムダンク!
※混ぜるな危険※
《遊星からの色彩X》THE THING が僕らをトリップさせる! 原作ラヴクラフト × 主演ニコケイ = 劇薬同士"まぜるなキケン"を地で行くトンデモなくブッ飛んだことに!! 安定に(?)血まみれノリノリなニコラス・ケイジの暴走、そして監督脚本リチャード・スタンリーの喜ばしい帰還にそんなムチャクチャな状況を掌握するコントロール力と明確なビジョン、そして実現された強烈なビジュアル。おかげでドラッギーでトリッピーで何よりエグい体験に。対象が"光"だからビビりな自分でも怖さ控えめになるかな…なんて思っていたらとんでもない。むしろ得体の知れぬ物が目の前で展開されていっては、心に棲み着く感じでハイカロリー必至。子供時代に見てトラウマになった『遊星からの物体X』を彷彿とさせるくらい(一番苦手な類の)気持ち悪いビジュアルで吐きそうになった。ニコラス・ケイジ × ピンク × 田舎 × イライジャ・ウッドの制作会社SpectreVision = 傑作『マンディ』に続く怪作登場!! ということで掴み抜群すぎる本国のポスタービジュアル等同様ハマる人はとことんハマりそうな世界で、観客の脳髄にもスラムダンク!
ネクロノミコン
今年映画館41本目たぶん
なんじゃこりゃ!
こんな映画が見たくて映画が好きになったんだって事を思い出させてくれた!
いったい誰がどこまで狂ってるのか、一体何が起きてるのか、風景、人物、音楽、全てが不穏。
理由や理屈なんかで説明できない狂気がココにはある。
それでいて、こんなにストレートに映像化されたラヴクラフト作品があっただろうか。それだけで、もう満点。
最高の「俺が見なけりゃ誰が見る映画」。
なのでオススメはできません。
ヒトが認知できる色は限られている
ヒトは赤、青、緑の光の3原色しかみえない(三色型色覚)が、鳥類は三色に加えて紫外領域の計4色がみえるらしい(ちなみに魚類は赤と青の2色)。
つまり、ヒトがみえている世界は世界の全てではなく、ヒトがみえていない世界は確実に存在するということ。
そんな、地球上で人類がみたことのない「color」が突然ガードナー一家の庭先に隕石ようなかたちで「襲来」し、一家をパニックに陥れるストーリー。
原作も読んだが、かなり内容は異なる印象。
言っては悪いが、SFミステリーが後半からB級ホラー映画の展開に…。
ホラーものは専門外なので、鑑賞される方のお好みに任せたい。
原作か脚本かどちらが難解なのか。
ワケわからないSF ホラーだったなー。エイリアンはいったい何をしたかったのか?一家取り込むだけじゃなんにもならないしなー。ましてや虫一匹、って。カラーと名がついてるくらいならもっと極彩色な映像見せてほしかった。花も草木も全て中途半端で盛り上がりに欠けまくり。
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