カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇のレビュー・感想・評価
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宇宙はやっぱり怖いです
トンデモB級映画としてしか楽しめない
宇宙から来た未知の色。自宅に落ちた隕石によって不可解なことが次々と起こるSFホラー。原作は未読。
何が起こっているのかよくわからないまま話が中盤まで進む。宇宙から来た生命体?が何の目的で来たのかもわからない。だから結構退屈してしまった。
でも中盤からは色々動き出すから安心した。ただし状況や目的や法則・ルールみたいなものはわからないまま。ついでに言うと、飼育しているのがアルパカっていうこともかなりの謎。単にお父さん(ニコラス・ケイジ)が色々暴走するってところが面白かった。
お母さんがケガするところとか、遊星からの物体X的なシーンとか、そんなこんなのB級なトンデモシーンを楽しむならありかもしれない。でも結構キツかったなー。
クトゥルフの呼び声
これはラヴクラフトというジャンル。そこを油断してしまうとただただ胸くそ悪い感じで終わってしまうかも。
中学生でオカルトにはまり、高校生でラヴクラフトの洗礼を受け、更にはテーブルトークでSAN(正気度)チェックを繰り返してた身としては、懐かしさも相まって思いの外堪能させて頂きました。
形容し難い何か、が満載のクトゥルフ神話世界をエログロに美しくビジュアル化していたのと、音響・音楽の上手さや敢えて80年代テイストを踏襲している所など、一見チープなんだけれど堪りません。そして、ニコラス・ケイジ…(笑)。もうこれに関しては笑うしかありませんでした。ただでさえクドイのに貴方ときたら、もう…。最高ですよ(爆)。
とまぁ、世間的には難しい一品でしたが、個人的にはお腹いっぱいでした。十分に胸くそ悪かったけどね。
おじさんの困難打開力の有無に好みが分かれるか
ニコラスケイジの極端な演技
狂った顔が素敵
宇宙生物侵略ものなホラー。
予告編どおり、隕石と共に落ちてきた怪物(可視光生命体)が、落下地点の主人公の家周辺の生態系を汚染して、生物を発狂させつつ生命力を吸収していくのだが…
宇宙怪物だけに、人間が理解できる思考や行動パターンはなく、ただただ侵食していく。
怪物の強い光に生物が当たると、強い放射線で火傷したみたいに、身体が溶けたり、変形したり、合体したりとニチャニチャぶよぶよぐちょぐちょになる。
どことなく「物体X」を思い出すような、グロ系変化がかわいい。
登場する人物がことごとく狂っていく演技が鬼気迫っていて、人間がらみは怖いというより気持ち悪かった。
特に、元々狂ったような演技をするニコラス・ケイジは、どこから狂ったのか分からない(笑)けど、ラスト近くの笑いながら撃つブチ切れの顔が素敵。
またラブクラフト原作だから、「ネクロノミコン」「アーカム」など、クトゥルフもので見慣れた名前にクスっと笑いました。
マニアックな臭いプンプンで、私は楽しかったけど、一般にはどうなのかしら?
原作では一年くらいで少しずつ侵食されていくのを、数日に変えたり、家の周辺の時間が狂ったりと、映画に落とし込むための改変も、上手くいっていたと思います。
びっくりするくらい…
混ぜるな危険!! 映画館でこそ体験すべきトリッピーな世界で観客の脳髄にもスラムダンク!
※混ぜるな危険※
《遊星からの色彩X》THE THING が僕らをトリップさせる! 原作ラヴクラフト × 主演ニコケイ = 劇薬同士"まぜるなキケン"を地で行くトンデモなくブッ飛んだことに!! 安定に(?)血まみれノリノリなニコラス・ケイジの暴走、そして監督脚本リチャード・スタンリーの喜ばしい帰還にそんなムチャクチャな状況を掌握するコントロール力と明確なビジョン、そして実現された強烈なビジュアル。おかげでドラッギーでトリッピーで何よりエグい体験に。対象が"光"だからビビりな自分でも怖さ控えめになるかな…なんて思っていたらとんでもない。むしろ得体の知れぬ物が目の前で展開されていっては、心に棲み着く感じでハイカロリー必至。子供時代に見てトラウマになった『遊星からの物体X』を彷彿とさせるくらい(一番苦手な類の)気持ち悪いビジュアルで吐きそうになった。ニコラス・ケイジ × ピンク × 田舎 × イライジャ・ウッドの制作会社SpectreVision = 傑作『マンディ』に続く怪作登場!! ということで掴み抜群すぎる本国のポスタービジュアル等同様ハマる人はとことんハマりそうな世界で、観客の脳髄にもスラムダンク!
ネクロノミコン
今年映画館41本目たぶん
一応見れる事には見れるが…
序盤の不気味漂う演出は魅力を感じ引きつけられたが、そこからの展開に特に大きな展開もなく中盤は退屈さを感じてしまった。
視覚による宇宙人による洗脳のようなものを描きたいんだろうけどこれが大して面白くない。前半にあった緊張感や不気味さも中盤は消え、ニコラスケイジのイカれた行動や言動、奥さんのモンスター化には笑ってしまった。
早い段階で飽きることはなく、一応最後まで見られる事には見られるがあまり面白いとは個人的には感じる事なかった。
長男と長女の死くらいはもう少し丁寧に扱って欲しい気もした。
ニコラスケイジが出演してる事もあってまだ見れたが全く知らない俳優陣で固めた作品だったらもう少し飽きが早くきていたようにも思える。
ピンク(紫)カマキリは五月みどりか?
邪悪な森の中、水文学者のウォード(エリオット・ナイト)はネイサン・ガードナー(ニコラス・ケイジ)の一家が住む土地の水質調査に訪れる。怪しげな雰囲気の中、川のほとりでは長女のラヴィニアが怪しげな宗教儀式を行っていた。「ここは私有地よ。出て行って」などと言いつつも恋心が芽生えたかのよう・・・
しばらくテントを張って様子をうかがうウォード。ある日、ガードナー家の前庭に隕石が飛来し、ピンクとも紫とも思える不気味な色に包まれた。やがて隕石は稲妻を吸収し、次第に石そのものが小さくなって消え去ってしまうが、家族の皆の精神状態がおかしくなっていくのだった。
会話の辻褄が合わない。特にネイサンは会話のキャッチボールがなってない!ニコラス・ケイジだから最初から変人気質っぽく感じたのかもしれないけど、妻テレサが指を2本切り落としてしまったところからは夫婦愛も感じるのです。病院へ急げ!てな具合で。そうして留守番をすることになったラヴィニア、ベニー、ジャックの子どもたちだったが、磁場の異変かブラックホール化したためか、通信機器もままならない。幼いジャックにいたっては井戸の中に「友だちがいる」と言い出す始末。そして、時間の経過さえもおかしくなっていることに気づいたのだ。
カマキリが宇宙人?いや、目撃したのはジャックだけ。やがて飼っていたアルパカ(なぜ飼っていた?)が融合してしまい、テレサとジャックまでもが融合してしまう!もう、気色悪い。すでに一家の住まいだけ世間から隔絶された別空間になってしまい、助けにきた保安官たちも一家から逃れられなくなってしまうのだった・・・
相対性理論とか磁場が狂ったりとか、科学的な説明も一切なく、“色”という宇宙からの侵略者によってガードナー一家と周囲の人だけ巻き込んでしまうSFホラー。不気味な融合映像はある種のカルト・ホラーの傑作に化けるかもしれないインパクトがあるし、水質問題を無視してダムを建設する市長といった社会派要素(?)もある。それにもまして、ニコラス・ケイジの変態ぶりも最高だった。
唯一欠点といえば、アルパカの融合体(他の生物含む)をトラックに積んでたおっさんのシーンが逃げられないはずだし、順序が合わないと言えるかもしれません。もう色んなホラー要素を何でもかんでも詰め込んでやれ~!といった、無茶な展開は結構好きです。
なんじゃこりゃ!
意志のある生命体ですよね?
原作未読
5人家族が暮らす森の中の一軒家の庭に、ある日隕石が落下し、以降不穏な出来事に苛まされていく話。
みたこともない色と評される隕石は雷を呼び寄せ、電磁波や念波の様なものを発し周囲に影響を及ぼして行くという展開。
発せられたものの影響で、気が触れたり幻視をみたりということなのだろうけど、危機感なさ過ぎ。
直接襲われた時の折角のグロ描写も余り良く映してくれないしね。
汚染か寄生か変体か、判然としない不気味さと終盤の畳み掛けは良かったけど、それまでのテンポが悪すぎて冗長。
結局正体も明確にはならず、ラストも良くわからないオーバーフロー的な感じで何もせず勝手に終了。
何で?何だこれ?
ヒトが認知できる色は限られている
原作か脚本かどちらが難解なのか。
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