「ノリと勢いの1時間半」ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ノリと勢いの1時間半

2021年12月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

エディが凶悪犯罪を起こした死刑囚に取材をしたところ挑発されて噛みつかれて新たなヴェノムがその死刑囚に宿り大暴れする話。

エンドロール除いたらたぶん1時間半もないので、テンポがすごく良い。全体的に「敵が暴れる→エディとヴェノムがイチャイチャする→敵が暴れる→イチャイチャ...」って感じ。

ただ展開が速いが故に雑っちゃ雑。冒頭気づいたらすぐキャサディに会ってるし、エディとヴェノムの仲直りもヌルッとしてるし、アンなんてエディと別れた数分後にはもう敵に捕まってるし。1番は、カーネイジのネット使う能力が異常に高すぎて、すぐに恋人の居場所わかるっていう。あそこでだいぶ話ショートカットできてる。

ごちゃごちゃ考えてるうちにすぐ次のシーンに行ってるぐらいのテンポだから、ずっと「ヤッターーーー!!!」って思って見てれば良いと思う。キャサディが最後に言ってるジャーナリズムがなんちゃらみたいなこと言ってるの(割と言ってることは分からなくもなかった)を全く真に受けずあっさり食べちゃうから、こっちもそのノリで見るのが正解なんだろうな。

以下個人的に好きだったところ↓

・ヴェノムとカーネイジの対比みたいなのが面白かった。ヴェノムがぐずってエディの家めちゃくちゃにするシーンで、それはちょっとやりすぎじゃないかヴェノム。。って思ってたら、次にカーネイジが暴れるシーン桁違いで頭ぶっ飛んだ。ヴェノム全然可愛いもんだった。

・カーネイジの登場シーン。暗闇から人ぶっ飛んでくる→カーネイジの手が映る→じっくり暗闇映す→大迫力で出てくる、この流れテンプレっちゃテンプレだけど綺麗だった。

・ヴェノム家出して、LGBTQっぽい人達が集まったハロウィンの集会で演説するシーン。完全にマイノリティの権利向上のための集会演説になってて笑った。英語でもそう言ってるかは分からなかったけど「カミングアウトしたんだ!」とか言っててるし。ヴェノム、その界隈の象徴になってええんか?(笑)

せつこん