「恐怖は無いがファイギはある。」ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ Ryさんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖は無いがファイギはある。
物語を通して前作のようなサスペンス性や残忍性が欠如した代わりにマーベルの味付けであるエンタメ要素が微妙にのっかった気がする。
ミュータントや世界線の共有からもわかる通り、ソニーピクチャーズとマーベルが打ち合わせにおいて世界観をスパイダーマン寄りに変更したのだろう。
やや単調に見えるのはマーベル映画の特徴であるサクサクすすんで単純に主人公が勝つのを見届けられる安心感があるからだろう。
スパイダーマンNWHの序盤にヴェノムが画面を通してスパイダーマンをアノ男と読んだことは以前の別の世界線ではピーターパーカーとこのヴェノムは繋がっていたことを示しており、何らかの形でNWHに出演するのは間違いないだろう。
マーベル風の映画になるのかソニーの路線に乗るのか不安だったが結局は内容はマーベルに取り込まれるといった形で落ち着いたようだ。
だが、今後ソニーの独自路線にはやや不安である。
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